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小説『嘘の世界で、忘れられない恋をした』を泣きながら読んだ


久々に本を読みながら泣きました



なんだか綺麗な恋愛作品を浴びたくなってしまって読んでたら涙が止まらなくなってた





私が個人的に大好きで泣きまくった映画「世界からこの恋が消えても」の原作者の一条岬さんの作品ということで、絶対間違いないだろうと読み進めました



余命1年の男子高校生"月島誠"くんが好きな人"美波翼"ちゃんに想いを伝えたことで映画制作に奮闘していく物語



序盤は部員みんなで試行錯誤しながら映画制作を頑張る姿がめちゃくちゃ青春全開ですごく爽やかな気持ちに



中盤からは病が進行していく月島誠の生き方や嘘について苦しくも考えさせられます




登場人物それぞれが語り手となって登場人物目線で物語が描かれているのですごく読みやすかったです





個人的に美波翼ちゃんの親友"速水葵"ちゃんの立場めちゃくちゃ苦しすぎる……!

映画しか観てないですがセカコイでも古川琴音さんが演じたヒロインの親友"綿矢泉"の全てを背負った役回りがとてもとても辛くて苦しすぎたのを思い出しました





小説はネタバレなしでこそ読んだ方がいいって思っちゃうので感想を書くのがどうしても難しいですが、終盤にかけて登場人物みんなが優しすぎて泣いちゃいました


映画部員たちも学校の先生も家族も病院の人もみんな優しい人しか出てこない

嘘みたいにみんなが優しい世界だった




私はやっぱり誰かのためにつく嘘にめっぽう弱いです…


優しさから生まれた嘘は時に残酷でもあるけどね…




嘘なんてつかずにちゃんと本当のことを言った方がいいに決まってるじゃないか、と思うこともあるのですが嘘に守られて救われることもあるわけで





もしかしたら私が知らないうちに誰かが私のために嘘をついてくれたことがあるのかもしれない


その嘘に気づけない私はありがとうと言うこともできない


知らないうちに嘘で誰かに守られていたことがあったのなら、日頃から感謝しないといけないな











超個人的な余談ですが、今回の小説を読む時、美波翼を浜辺美波さん、速水葵を茅島みずきさんとして想像しながら読んじゃってた

名前に引っ張られてるとこあるけど、キャラクター的にも似てる気がする

時々俳優さんを当てはめて小説読みがち


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