メキシコの刺繍
メキシコに来て、一番驚いたのは民族衣装の多さ
マヤ文明、アステカ文明の流れと、スペインによる侵略。先住民族も多様で、独自の伝統デザインを持っていて、各地に数種類は存在している民族衣装。
そして、それらには刺繍がたようされています。
メキシコシティにある民芸品博物館の常設展示に並んでいる代表の衣装だけでもこれだけが…でも、これは正装のスタイルです。普段着はまた違っています。
過去にペルー、ボリビアへ行ったときも手工芸品、民芸品に感動しましたが、メキシコはバリエーションがすごい!!!いろいろ詳しく調べたいですが、それもなかなか難しそう。もっとメキシコの早く、20代でデザインを勉強していた時に来たかった!!!とこちらに来て1年半の間に何度おもったことか・・・。
刺繍は地域によって色使いやデザインが違います。クロスステッチの地域、サテンステッチの地域。ミシン刺繍も使われています。
写真は博物館にあった地域を別の民族衣装デザイン。見てのように服の原型は主に貫頭衣と単純なんですが、刺繍(または織り)で地域の特色がわかれています。
メキシコシティの土産物屋さんでも各地の刺繍の服を見る事、買うことが出来ます。ただ、シティでは、各地の物が集まるので、一気にいろいろ見ることができますが、お値段は当たり前ですが高めです。
また、手刺繍になると1点ものなので、サイズも色も、デザインも気に入った!!と言うものを探すのは大変。街ですれ違うメキシコ人が着ているものが気になっても同じ物は見つけられないことがほとんど。
くつを選ぶのは服より大変でした。気に入った刺繍はサイズが小さく、刺繍は好きだけど、色が好みではないことを妥協して購入。(ピンク系は苦手)結局は刺繍のデザインが好きなので満足しています。
メキシコシティの人が手工芸品などを買いに行く場所はオアハカ。本当に色々素敵な物がたくさんあります。また、オアハカは、アート、食、遺跡、酒が揃ていて治安も良いので、国内外みんな気にいる街です。旅行しましたが、5日の滞在では全然時間が足りなかった…もっと色々みて歩きたかったし、実際に職人さんがいる村まで行きたかったです。
写真はTシャツのように見えるかもしれませんがTシャツの生地とは異なる、目が細かい肌触りの良い薄手の生地に刺繍しています。一面に刺繍してあるものは刺繍で重みを感じます。
刺繍だけでもいろいろあるのに、他にも民芸品やアートテクニックがたくさんあるので、メキシコはいろいろと刺激されます。
刺繍はモチーフやテクニックもですが、糸の質によっても表情を変えるので、同じ刺繍テクニックでも高級感がでたり、カジュアルな物になったり。また、糸が草木染めの天然の糸を使っているものも多いので、色だけとっても奥深いです。
赤色はなんと虫を潰して作られます。オレンジは紅花など…。これらの糸は刺繍ではなく織り物ようです。
コヨアカンの民芸品市場ではレッスンもしているので、自分で刺繍できるようになろうと思ってます。
シウダデラ市場 サンファン市場などがガイドブックでも紹介されている民芸品で有名な市場ですが、大統領府のある、ソカロでもお店が点在しているので、市場でなくても気軽に刺繍製品を探すことができます。
その他、民芸品博物館、国立人類学博物館でも展示されているので、そちらで色々な刺繍を地域を把握しながら見ることができます。
これから少しづつ刺繍について調べていこうと思います。実際にその地へ行って職人さんに会いたい!!
実現したらnoteへ書き込もうと思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08F4SWMD3/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_JXHmFbV5Y96F4
織り物、刺繍を写真集にしてKindel で出しています。
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