9つの働く意向診断(無料)
ココラボ(Cocolabo)カルテでは1on1で役立つコミュニケーションツールとしてメンバーの働きがいを診断します。その診断結果である「9つの働く意向」について更に具体的にお伝えします。
1.9つの働く意向とは?
社会心理学者のエドワード・デシによれば、人間には3つの基本的欲求「自律性の欲求」「有能感の欲求」「関係性の欲求」があり、これらが満たされることで、やる気を高め、主体性を生み出すと言われています。
これらは、基本的にはどれも内発的動機を高める上で重要ですが、人によって重要度の優先順位が異なり、強弱があります。なので一概に全部を満たそうとしても、人によっては重要視していないこともあるので、それでやる気や主体性が生まれるわけではありません。個々の優先順位や強弱をきちんと見極め、個々にあった対応をしていくことが大事になっていきます。この3つの欲求を更に細分化し、それぞれタイプ別に分けたのか下記の9つの意向になります。
1.仕事のコントロール
進め方を自分でコントロールしやすいかどうか
2.仕事の明確さ
任された仕事の範囲が明確で、進めやすいかどうか
3.自律性尊重の風土
個々が自 律的に働くことを尊重している風土かどうか
4.成長につながる仕事
自分の成長につながる仕事かどうか
5.成長を後押しする環境
自分が成長していくことを後押しする環境かどうか
6.能力発揮の実感
自分ら しさや強みを発揮することができるかどうか
7.社会・顧客とのつながり
社会や顧客にとって意味があると感じる仕事かどうか
8.上司とのつながり
上司と良 好な関係性かどうか
9.職場の仲間とのつながり
職場の仲間と良 好な関係性かどうか
これらの9つの働く意向を3分40問程度の診断で順位付けできるのがココラボ(Cocolabo)カルテ。カルテを受けることで、メンバーの優先順位と劣後順位が出るとともに、それを使って具体的に対話をすることでよりメンバーの働く上で重視することが深められます。
2.カルテ結果を使ってより深めるポイント
1.良い悪いはない
9つの意向診断結果は、良い悪いの判断材料ではありません。9つの意向ともに誰もが持っている特性の一つではあり、その中で個々の強弱があるだけなので、どこが高いから良い、どこが低いから悪いというように考えないようにしましょう。
2.人と点数の比較をしない
1と近しい観点ですが、人との点数の比較は全く意味がありません。9つの意向の中の強弱を見るのが目的なので、それぞれの点数についてAさんは高い、Bさんは低いなどと点数を比較して考えるのはやめましょう。
3.背景について考えましょう
診断結果は、その時の状況や置かれている環境によって回答結果が変わる可能性があります。なぜこの結果が出たのかその背景を考えてみましょう。例えば、1位に出た項目に対しても「今、満足していないから高めに回答した」という考え方もあります。(1位に「職場の仲間とのつながり」が出たが、職場の仲間との関係性がよくなく、それを欲しているために上位に出たなど)特に1位~3位のものに対して、それが上位に来た背景は何か、ぜひ掘り下げて考えてみましょう。
4.1on1の場や相互に対話して掘り下げましょう
1on1の場や相互にカルテを見せ合って、質問をしあいましょう。質問を受けることで人は自分自身の考えが整理されます。折角診断を受けた診断を、そのままにせずに使いましょう。
5.定期的に確認しましょう
診断結果はその時の状況や置かれている環境によって回答結果が変わる可能性があります。3か月に1度など定期的に診断を受けて、今の状態をウォッチしてみましょう。変化が見られた際は、なぜその変化が起きたのかその背景を掘り下げてみましょう
1on1で組織と個人を仕事と個人をつなぐための1on1ツール:ココラボ(Cocolabo)カルテ・・・本音が見えづらい、主体性が低いメンバーの働く意向を明確化させる診断結果を使った1on1ツールです。診断結果を使ってリーダーとメンバーが共通認識を持ち、理解を深めることでメンバーの主体性を引き出すことにつながります。9つの働く意向というメンバーにとって一番大事な軸を抑えることができれば効率的に育成を行うことにつながります。
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