同期で部下の50代女性に対する関係性についての悩み:コーチングセッション管理職のお悩み②
こんにちは!ココラボ課長です。今週はココラボ主催の月5名までのコーチングセッションおける、管理職の方のお悩み事例についてご紹介します。
課長 50代 Bさん(女性)
Bさんは、同じチームの同期で部下のCさんとの関係について悩んでいます。4月の評価面談でリーダーへの昇格を希望していたCさん。Cさんは業務能力的には申し分ないのですが、チームリーダーとしての資質について疑問があります。例えば若いメンバーに対しては、ロールモデルとはいえない行動が多く、お客様に対してまで少し首をかしげる態度をとることもあり、周囲に与えるマイナスの影響力が高いという課題があります。1年前に同じチームになった当初は、同期ということもあり、Bさんに対して心を開いて接してくれたCさん。接するうちにすぐに気になったリーダーとしての資質について、それとなくやんわり指摘をしたところ、すぐに距離を取られてしまいました。その後、4月の評価面談時にリーダーへの昇格はかなわない旨を伝えると、Bさんに対して大変不満を持ったようで、裏でBさんの陰口を言いふらしているようです。Bさんへの陰口をやめ、仕事に対しても前抜きになり、リーダーとしての資質を高めてほしいと思うのですが、今後どのように接したらよいか困っているようです。
大変難しい問題ですが、皆さんならどのような対応をするでしょうか?ちなみにBさんとしての結論は、「組織にとってもCさんにとっても最善の選択は何か?」という問いを投げたところ、「Cさんの異動」が組織にとっても可彼女にとっても価値があるのではないか、とのことでした。
自分のチームだと既に彼女のマイナスの印象が強すぎて、彼女がリーダーとして昇格するにはなかなかハードルが高い。更にはプライドも高いので、今更、良く知った年下のメンバーなどに対して、接し方を変えるのは難しいということもある。一方で、Cさんの能力については高く評価しているBさん。彼女がプライドさえ捨てることがきれば、いくらでもリーダーに昇格することは可能なのではないかと考えています。そのためにも、もっと彼女が能力を発揮しやすい環境である●●チームに行ったほうが本当は良いのではないかとのことでした。
一方で、その選択をするということは、自分の職務放棄でもあり、自分のマネジメントの評価を下げることにもつながるのではないかというのがブレーキとなっていたようです。
とはいえ、「会社と彼女にとっての最善な選択とは?」という質問で、自分の懸念点ばかり気にしても仕方がないと、覚悟を決めたようでした。
どこで、その方の課題が解決するきっかけになるのか、管理職の方一人とってもそれぞれです。一方で大事なのは、このように自分のことを客観視したり、振り返ったりすること。
そういった少し立ち止まる瞬間が、忙しい管理職の方だからこそ必要だと感じる出来事でした。
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