見出し画像

大冒険 インド旅

今回は、2023年の8月末、長男とインド弾丸旅について書きます。


私は40代後半になるまで、インドに行くことを考えたことが全くありませんでした。
それが、数年前に同級生の家で食べたインド料理から始まり、食、人、文化、インドってどんなところなのだろう?と興味が湧いてきたところ、美味しいインド料理を作る方のお宅でお食事をいただいく機会や、従兄弟がデリーに暮らしていて弟からインドを訪れた際の写真や話を聞くことがあったり、興味そそられる要素が沢山ありました。


「夏の終わりにインドに行く予定」と伝えると、なぜか多くの人から「すごいね!」と言われる不思議。
他の国ではこんな反応をされることがないので、インドってどういう場所?と妄想が膨らみました。もちろん「インド?なんでまた!?」と興味が全く無い!という人の反応もまた、他の国と違い半端なくて行く前からそれらが既に面白い違いだなと感じていました。



インドの弾丸旅は、控えめにいっても最高でした。何が最高って、とにかく面白かったのです。自分自身の感情がジェットコースターのように激しく揺れる感覚も味わいました。
日頃変わり映えのない生活、コロナ禍では長くステイホームの日々、その中で娘の受験、父の入院。諸々のストレスをスッカーッと飛ばすほどの刺激満点旅。おばさんにはちょっと刺激的すぎるほどです



短い時間に、目に入る景色、場所、時代がここは同じ国なの?!と驚き、整頓された日本では感じることのない景色に頭が大混乱。「タイムマシーン」と「どこでもドア」を両方使った気分になりました。

短い旅の中で行きたい場所や見たい場所は沢山ありましたが、従兄弟が住むデリーと、タージマハルのあるアゴラ、ジャイプール街に行き、ガンジス川の流れる バラナシ は数ヶ月前に弟と従兄弟の二人旅の写真を見せてもらい、他の人からの旅の話を聞くに留まりました。



空港から迎えの車で従兄弟の家にお世話になって、翌日外に出て驚愕!インドは無法地帯?!ヘルメットなしで新生児をを抱っこしてバイクの後ろに横乗りしている女性。そのバイクを運転している男性の足の間には、2歳くらいの子どもが立っている(*_*)まさかの4人乗り。そして絨毯を乗せてバイク?!道路の真ん中で喧嘩。我先にと道を急ぎ、道路は何車線かもう全然わからない。大音量のクラクションが止まない。牛が横断する。そこらに野良犬がいる。そこかしこの乱雑な工事と土埃。突然現れる遊園地のような遊具。高速道路でさえ人が横断する などなど。インドの皆さんは、命が「さんき」くらいあるのかな?と目を疑いながら移動しました。


続いて目に入るのは世界遺産 美しい建物、風の宮殿、鏡の宮殿など、王様と王妃たちが住んでいた場所は、緻密に計画されたデザインと壮大さに圧倒。美しさに感動した後、裸足の子ども、物乞いが寄ってきては心臓のドキドキは止まらない。何もできないことを思い知るし、偽善的な態度もできないでなんかもう感情が丸裸。ロングドライブでの移動の後、


国内線で移動したり、とにかく広いインドの中を弾丸で移動した短い旅でしたが、終始冒険気分でした。



SyberHUBというユニクロやTim Hortonsがある大きなショッピングセンターでおしゃれインド料理を食べたかと思えば、


翌日は「この電線は稼働しているのか否か?」と、目を疑うほどの不明な量の電線が絡む市場。その中の半端ない活気と混沌!
場所が変わると優雅にお買い物できる素敵な茶葉屋さん。
再び場所が変わると値切ると嘘みたいに安くなるマーケット



国内線の荷物検査は男女のレーンが分かれている。宮殿の入り口も男女で入る場所が分かれている。ここのところ、中学生の制服や色々ジェンダーの影響で女性・男性という言い方、育て方がNG的な話を耳にする中、気持ちいいくらいに男女に分かれているのもまた新鮮。
と、こんな具合に短い間に感情のジェットコースターが続いたのです。オバサンには刺激強め旅


「刺激」と「未知」との遭遇サプライズだらけです。
私の生活は決して「整っている」とは言えないけれど、家の中、庭、台所、学校、日本はルールも規制も他人の目線も、そこらじゅうがすごく整っているところで生きているなと改めて感じました。インドの混沌とした街に17歳の息子と二人で驚き続けていることが面白くてたまらない時間でした。
そして日常の私の生活には、「ヒヤッ!」や、「ハッ!」、「なんじゃこれ?!」は滅多に起こることはありません。

インドでは日常の3年分くらいの「ヒヤリ&ハッ体験」が1日でドドドーとやって来た感覚でした。情報量が多く刺激的過ぎて、サプリにして少しづつ摂取したいぞ!という具合。

隣にいた息子にも驚きが多かったようで、二人で途中意味不明に笑いが止まらなくなる瞬間がありました。
おそらく息子とふたり旅は最初で最後でしょう。だからその笑いの止まらない瞬間をずっと忘れず脳裏に焼きつけたい!と思いながら味わったことも、今回の旅のいい思い出として残っています。

そんなわけで旅は、ニューデリーに住む従兄弟のおかげでとても充実したものになりました。
10個年上の従兄弟には幼い頃に遊んでもらった記憶と、思春期で反抗期マックス&多感な時期の私を新婚時代の従兄弟が説教してくれたり、母と二人旅でのタイ旅行中もお世話になり、いつでもヒーロ的なカッコイイ従兄弟です。息子が生まれて17年の間、従兄弟はタイ、北京、オーストラリア、トルコ、インド ずっと海外駐在だということも改めて知り、息子のどんな質問にも面白く答えてくれて、従兄弟と一緒の時はただただ美味しいお料理をたくさん食べて来ました。(それ以外の食事はスタバを含め、全部あたりではなかった。)

以前学んでいた発酵食の学校の大先輩のママさんに、子育てでしてよかった!と思うことは「3人の子どもとそれぞれと行った二人旅」とおっしゃっていて、それに密かに憧れていました。今回実現できてよかったです!(娘や末っ子ともいつかどこかに行けたらいいな)
思い切ってチケットを買った自分を褒めたいと思います!

インド旅を終え、色んな方から色んなインドの旅の思い出話を聞く機会が増え、嬉しいご縁もありました。
そういうわけで、色んな方のインド旅行の話を聞くことも楽しみに加わりました。

今回の冒険旅はすごくエネルギーをもらった気がします。
また色々また頑張れそう!という気分になった夏の終わりでした。



帰ってから、インドで暮らす方の感じた『自己表現と言葉の力』についての文章を読みました。
「国際会議を成功させたいのなら、インド人を黙らせて日本人をしゃべらせろ」という有名なジョークや、インド人は自己主張が強く、議論好きな国民として国際的に認知されているということについて、「languageArts(言語技術)を学んでからの発見や感じたこと 料理についてもまた追記していきたいと思います。

甲子園での対面レッスンを再開しています。
ぜひお料理とおしゃべりの時間を楽しみましょう🎵
お待ちしています


いいなと思ったら応援しよう!