〈レポート〉新月のキールタン会に参加して @無国籍食堂メウノータ
キールタンをご存じですか?
私もつい最近まであまり詳しく知らなかったのですが、ヨガやジョーティッシュなどで耳にするようになりました。
きっかけはヨガの同期との合宿で練習のために、ハルモニウムという楽器を持ってきてて、みんなでマントラを唱えたことから興味を持ちました。
キールタンには、聖典や神々を讃える詩や賛美歌を、音楽とともに唱える形式のものです。
神様ごとの歌や真言があり、それを参加者みんなで唱えます。
今日は、初めてキールタンの会に参加してきたので、キールタンの起源や関連する神様、マントラについてお話ししたいとも思います!
起源と歴史
キールタンの起源は古代インドに遡り、ヴェーダ時代(紀元前1500年-500年)にまでそのルーツを見つけることができます。
ヴェーダはヒンドゥー教の最古の聖典であり、その中で音楽と詠唱が重要な役割を果たしていました。
特にバクティ運動(紀元8世紀-17世紀)の時期に、キールタンは広く普及しました。
バクティ運動は、神への個人的な献身と愛を強調する宗教運動で、この運動の中でキールタンは重要な宗教表現の手段とされました。
関連する神様
キールタンでは、さまざまな神々が讃えられますが、特に以下の神々がよく登場します!
クリシュナ
ヴィシュヌ神の化身であり、クリシュナに捧げるキールタンは特に有名です。「ハレ・クリシュナ・マントラ」はその代表例です。ラーマ
こちらもヴィシュヌの化身であり、ラーマに関連するキールタンも広く行われています。シヴァ
破壊と再生の神であり、シヴァに捧げるキールタンも多く存在します。デーヴィ(女神)
ドゥルガーやカーリーなどの女神を讃えるキールタンもあります。
今回もたくさんのデーヴァのマントラを唱えました!
上記の他にも、サラスワティー、ラクシュミー、ガンガー、ガヤトリーなど。
知ってる神様がたくさん出てくると楽しいですね!
マントラと詩
キールタンでよく使われるマントラや詩は、繰り返し唱えられることで心を浄化し、神聖な雰囲気を醸し出します。
これらのマントラは、シンプルでありながらも深い宗教的意味を持ち、繰り返し唱えることで瞑想的な効果を得ることができます。
下記は、今回謳った
1. オン・ガン・ガナパタ・イェ・ナマハ
ガネーシャのマントラを3つほどやりましたが、ガネーシャが大好きなのでめちゃくちゃテンション上がりました!
ガネーシャは、障害を取り除いてくれる神様なので、一番最初に唱えられるマントラです。
2. オーム・ナマ・シヴァーヤ
このマントラも有名ですよね!
この中に私たちを構成する五大元素が含まれているんです。やっぱり、シヴァ神って偉大ですね!
1. ハレ・クリシュナ・マントラ
これは有名ですね!大好きなマントラです。
今回の新月のキールタンでは、違うクリシュナ神のマントラを唱えました。
そちらもとってもよかったです!
でも、マントラの名前が分からず。。。
※調べたら、追記します。
たくさんのマントラを唱えていると、本当に瞑想している時のような感覚になります。
これがすごく気持ちが良くて、ずっと目を閉じたまま、周りの方々と呼吸を合わせながら唱えました。
これが心地よく、なんとも言えない感じなんです!
ぜひ経験してもらいたいです!!
キールタンの形式
キールタンにはいくつかの形式があります。
一般的には「呼応形式」(Call and Response)で行われます。
リードシンガーが一節を唱え、それに続いて参加者全員が同じ節を唱えるというコールアンドレスポンス形式です。
これにより、参加者全員が一体となって祈りや賛美を捧げることができます。
使用される主な楽器
キールタンでは、いくつかの伝統的な楽器が用いられます。主な楽器には以下のものがあります:
ハルモニウム
小型のオルガンのような楽器タブラ
インドの打楽器マルダンガ
二面の太鼓カラタール
シンバル
キールタンは、音楽と祈りを通じて心と魂を浄化し、神聖な体験をもたらすものです。
現代においても、インドのみならず世界中で広く行われており、宗教的・精神的な実践として多くの人々に親しまれています。
祭壇のご紹介
メウノータさんといえば、ヴィーガン料理!
今回もとても美味しかったです!!
ちなみに、11月の中旬に新たなステージに進むためな前向きな閉店となります。
もし、メウノータに行かれない方はお早めにー!
今日はディワリでもあるので、店内の装飾電飾もすごく素敵でした!
ということで、初体験のキールタン会。
大変素晴らしかったです!!