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〈インド哲学〉私たちの生きる世界 - 仮瑜伽の世について -
みなさん、仮瑜伽(カリユガ)って聞いたことはありますか??
今日、とても心に残ったお話を1つシェアしたいと思います。
仮瑜伽とは、Wikipediaにこう書かれています。
カリ・ユガ(サンスクリット語: कलियुग、男性の悪魔カリの時代、悪徳の時代とも呼ばれる)は、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガのうち、最後の段階である。
仮瑜伽の他、3つの瑜伽があります。
残りの3つは、以下になります。
・サティヤ・ユガ
・トレーター・ユガ
・ドヴァーパラ・ユガ
最後が、カリ・ユガとなります。
また仮瑜伽はクリシュナが亡くなった日から始まったとされています。
仮瑜伽の世の特徴は、道徳心が25%しかない世の中と言われ、75%が悪に支配されているとされます。
この道徳心はヒンドゥー教では、雄牛の足として象徴されています。
サティヤ・ユガの時代は、雄牛の足が4本あるのですが、瑜伽の世が進むにつれて雄牛の足が1本づつ折られていきます。(減っていく)
なので、サティヤ・ユガの時代は、雄牛の足が4本あるので道徳心は100%に満ち溢れ、悪がない時代であります。
また、トレーター・ユガの時代は、道徳心が75%あり悪は25%ある時代で、雄牛の足は1本折れてしまっているということです。
さらに時代が進みドヴァーパラ・ユガの時代になると、道徳心は50%となり悪は50%に増え雄牛の足も2本折れてしまっています。
この時代は、クリシュナが活躍した時代であり、この世の中でも独裁的な悪が蔓延る世でもありました。その悪と戦うのも大変だったそうです。
クリシュナが活躍した時代でも、悪が50%蔓延していたんですね。
かなり激しい17日間の戦いであったと記るされていますよね。
そして最後に今の時代と言われているカリ・ユガの世の中であります。
カリ・ユガの世は25%しか道徳がもう残っていません。雄牛も足を3本折られています。
この雄牛も弱っています。
エゴが増え、無神論が増え、真理が世界が壊れかけている世の中です。
そして、ここに一つ逸話があります。
クリシュナが亡くなった36年後、クシャトリア(戦士)に扮したシュートラ(アウトカースト)がこの雄牛のもう1本の足も折れと言う命を受け、雄牛に近づきます。
そのことに気がついたヴァリクシット王が通りかかり、シュートラを諌め殺そうとするが、命だけはと懇願され助けることにしたとそうです。
でも、堂々と生きていられては困るので、シュートラをある場所に隠されたと言われています。
それはどこだと思いますか??
ギャンブルするところ
お酒を出すところ・飲むところ
動物を殺すところ
大きくお金が動くところ
に隠したとされています。
これらのお仕事についている方が悪いとかそう言う話ではありませんので悪しからず。
しかし、間違えてしまうとカリ・ユガの悪に足をすくわれやすくなるといわれているので気をつけていきたいですね。
またまたWikipediaですが
カリ・ユガの特徴が記されていました。
カリ・ユガの特徴
支配者に関して
・支配者は理性を欠くようになり、不公平に税金を徴収するようになる。
・支配者はもはや崇高であることや、被統治者を保護することを義務だと思わなくなる。彼らは世界にとって危険な存在となる。
・人々はコムギやオオムギが主食であるような地域を探し、そこに移住を始める。しかしその一方で、彼らは自分たちのものを好んでいるので、そのために自分たちの生活を犠牲にする。
人間との関係
・七つの大罪や復讐が普通に行われる。
・人々はお互いに強い憎しみをあからさまに示すようになる。法は忘れ去られていく。
・人々は正当化できない殺人について考え始め、そしてそれが悪いことだと考えなくなる。
・性欲は社会的に容認されるものと見なされ、性行為こそが人生において最も必要なことであると考える。
・善意が衰えていき、犯罪が飛躍的に増加する。
・人々は直後に破るためだけに誓いを立てる。
・人々は酒と薬物に溺れる。
・男は自分たちの仕事のストレスが大きいことを自覚し、仕事から逃亡するためひきこもる。
・グルはもはや尊敬されなくなり、彼らの弟子たちは師を痛めつけようと試みる。
彼らの教えは侮辱され、カーマ(官能的な欲望)の信奉者は全ての人間から心の制御を奪い取る。
・バラモンは学ばれることも尊敬されることもなく、クシャトリヤは勇敢ではなく、ヴァイシャは公平でなくなり、シュードラは正直でなく、彼らの義務や他のカーストに対して謙虚でなくなる。
なんか、今の時代にドンピシャ通じるところがありますよね。
湧いてくる欲望をコントロールし、月や水星で浄化力を高めて、サナタナダルマに目を向けると木星から守ってもらえるとのことです。
また、ゴールドを首あたりにつけると、ラクシュミに守られオーラを綺麗にしてくれると言われています。
サティヤ・ユガの時代は、道徳は100%の時代。
そのため、たくさんの苦行を積まなければモクシャに辿り着けないとされていました。
しかし、現代のカリ・ユガは75%が悪に支配されているとても苦難な時代となります。
だからこそ、信仰心を持って日々過ごすことで、モクシャに近づきやすい時代でもあるそうです。
それくらい困難な時代を私たちは生きて、生かされているのです。
だから、今ここで生きている自分を少しだけ認めてあげてもいいのかもしれません。
私たちは苦難の時代を乗り越えるために生まれてきたのでしょう。
また、乗り越えることができない試練は神様は課さないと言う言葉もありますから。
何事にも感謝を忘れずバクティヨーガを心掛け、モクシャに近づきたいものですね。
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