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アーユルヴェーダ #1 - この世界は五大元素で満ち満ちている!-

アーユルヴェーダの世界観


アーユルヴェーダとは、人が幸せに生きていくための宇宙の知恵がまとめられたものであります。

そして、自分の生活に取り入れ、体感することで見つけていくものです。

経典であるチャラカサンヒターには、アーユルヴェーダの目的は、健康な人を護り、病人の病気を鎮静することであると書かれています。

そして、下記のように定義されています。

アーユルヴェーダの定義

アーユルヴェーダとは、有益な人生と無益な人生、幸福な人生と不幸な人、人にとって無益なこと、人生の長さ、じんせいそのものがとかれているもののことをいう

チャラカサンヒター総論1章

また、アーユルヴェーダでは健康の先を目指しています。
世に生まれできた目的や役割を全うするために命を使い、生きがいを持って生きることを説いています。

人がどのように生きることが幸せであるかを説いているのです。

また外的環境で起こることは、小宇宙である体内でも同じことが起こっていると記されています。

「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、私たちは宇宙の中に存在しているのです。

私とあなたは繋がっている

アーユルヴェーダの経典では、この世界は五大元素でできていると書かれています。

宇宙も、地球も、体も全て五大元素でできています。

質量が重いのものは、光の屈折で具現化して目に見えています。

例えば、私とあなたが対面して座っているとします。
私とあなたの間に机があったとします。
机は目に映って見えています。
その他には何もないように目には映っているでしょう。

でも、私とあなたは繋がっています!

私とあなたの間には目に映っていない五大元素がみっちりと詰まっているのです。

なので、本当はわたしとあなたはその五大元素を会して繋がっているのです。

しかし、繋がっているとは普通感じていないですよね!

なぜなんでしょうか??

それは、五大元素に触れている私の皮膚が、外側と内側を区別し、繋がりを隔てていると感じているのです。

人間の体の周りには、気、もしくは、プラーナ、エーテルで覆われています。
私たちは、気を意識しておらず、研ぎ澄ましていないだけなのです。

例えば、気功の師匠が手を触れずに弟子たちを転がすようなシーンなんか見たことありませんか?

あれの正体がコレです。

私たちは、本来五大元素で満ち満ちに詰まっているところにいます。
そして、その隔たりを体の皮膚で内側と外側と分けています。
でも、隔てている部分には気が巡っていて、五大元素と密に接しているのです。

なので、その五大元素に気を込めて、相手に送っているため、五大元素を通じてその気を受けて転がっているのです。

わかりやすくいうと、水の波紋みたいな感じです。
波立っていない水面に一滴水を垂らすと、波紋が広がりますよね!
あれと同じ現象が起こっているのです。

だから、私たち特に日本人は、空気を読んだり、気を察したりしますよね。
相手の微細な変化を五大元素を通じて感じ取っているのです。

なので、私とあなたも繋がっているのです。

ということで、なんかわからない出だしになってしまいましたが、私がアーユルヴェーダのビギナーコースを受けた時、先生がはじめに話していらっしゃった内容にちょっと説明をつけてシェアさせていただきました。

私はこの話を聞いてアーユルヴェーダって壮大ですごい!って感じてしまいました。

もしかしたら、インドヨーガをやっているので尚更そう捉えたのかもしれません。
インドの教えに日々触れているので、その微細な感覚を体感していたからだと思います。

アーユルヴェーダは、インドの医学のようなイメージを持たれることもあると思いますが、インドやヒンドゥー教ができる前から存在する教えです。

チャラカサンヒターという経典にまとめられているものが現存最古の経典となります。
ただ、読み解いていくと、仏教の要素やヒンドゥー教の要素なども含まれており、編纂されるごとに少しづつ加えられ、進化していき今の形になったようです。

アーユルヴェーダってインドのあの辺りや、熱い国の人にしか効かないんじゃないの?って、思う人も多いと思います。
私もちょっとそう思っていました。

でも、そんなことはないんです。
いろいろと進化しながら、5000年もの時を経て現存しているということは、いつの時代、地域、人にも有効であるため、今でも世界中に実践者がいるのです。

アーユルヴェーダは、太古のサイエンスだと私は感じています。
ちなみにインドヨーガは、太古の精神テクノロジーだって思っています(笑)

アーユルヴェーダでは、その人の体質や地域、年齢や体力に応じて、分量などの違いがあるため、詳しい分量の記載がありません。
アーユルヴェーダ医師がしっかりと診断し、その人に合った適量を処方します。ここも独自の特徴ですね。

また、アーユルヴェーダは古典書に基づく独自のエビデンスを用いています。5000年の間、廃れることなく受け継がれてきた太古の知識をベースとして処方されます。

5000年も大昔の知恵が未だに人間にとってら有効な知恵として活用されているのです。
*古代史が好きな私はそこにグッときてしまいました。

巷に広がるいろいろな健康に関する流派があると思います。

例えば、マッサージや玄米ダイエット、耳つぼセラピー、カラーヒーリング、アロマなどがあります。あとは、ホメオパシーや中医学などもありますね。

これらは人間の五感にかかわるパーツです。
触覚、味覚、聴覚、視覚、嗅覚。

中医学については、独自の経路理論や薬膳などを持っていますが、他の流派は独自のエビデンスを持たず、西洋医学のエビデンスをもとにし、各流派の施術を行います。

アーユルヴェーダでは、これらすべてのパーツの施術が古典書に記載されており、独自のエビデンスを持っているんです。
*他を悪く言ったりしたいわけではありませんので悪しからず。気を悪くしてしまいましたらごめんなさい。

なので、学び始めると終わりがないとも言われています。

と、私がアーユルヴェーダのビギナーとして学んだことをシェアさせていただきました。
そして、こんなにわくわく楽しいものだとも思いませんでした!

長年に渡り答えを探し続けていたものを見つけ出した!という感覚です。

最後に、私は教室に祀られていたアーユルヴェーダの神様が気になってしまい、教えていただいたことをシェアします。

アーユルヴェーダの神様

ダンヴァンタリ神

ヒンドゥー教の神話で、神々への不老不死の甘露を運ぶために入海撹拌の最後に現れた神様です。
ダンヴァンタリ神は、手に甘露を持っていることが特徴で、医療の神様です。
ヴィシュヌ神の化身でもあります。

ダンヴァンタリマントラというマントラがあり、ヒーリング効果があると言われています。

ダンテーラスという降誕を祝福する日があります。2024年は、11月29日です。

降誕祭は、「ダンヴァンタリ・ジャヤンティ」として祝われ、インドのヒンドゥー教暦の新年「ディワリ(Diwali)」というお祭りの始まりになります。

今年は、日本でそのお祭りがあれば、参加してみたいなぁと思います。

私にとってはアーユルヴェーダは、とてもハマる要素がたくさんありました。

皆さんも生活に少しだけアーユルヴェーダを取り入れてみるのはいかがでしょう!

次回は、生活についてを話したい思います。

良い活動をしていけるように頑張ります٩( 'ω' )و