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顔はキャンバス
東京大学医学部名誉教授、矢作直樹氏の著書
『今という一瞬に、一生の幸せがある』より
人間の顔って、神様から与えられたキャンバスみたいなものだと彼は書いています。
そのキャンバスにどんな表情を描くかは、自分たちの生き方や心の持ちよう次第なんだという事もね。
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美男美女という事は関係なくて、本当に美しい顔というのは今の自分の環境や関わる全ての人やものに感謝しながら
いきいきと生きている人の顔だと念を押しています。
表情なんてしょっちゅう変わるから、
そんなに気にしなくてもいいんじゃないかと
思うかもしれませんが、その表情からその人の心のあり方が見えてしまうものなんですね。
例えば、自分の心の声を聞かず、不寛容だったり、
感謝が足りなかったりすると、過去の出来事に対する怒りや悲しみをずっと抱え続けて、未来に対する不安や恐れを
常に感じてしまいます。
その状態は、やがて顔や体調に現れる事になるそうです。
彼は医療現場で医療を行う立場で仕事をしてきて、
一番の学びは、先天的な病気を除けば、
多くの病気は自分自身が引き起こしていると
言っています。ストレスが原因で発生する病気は
たくさんあるのを私も聞いたことがあります。
ガン細胞もストレスで大きくなるって言われますね。
このストレスと言うものは、自分の意識の持ち方次第で
コントロールできると彼は強く主張しています。
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怒ったり悲しんだりしちゃいけないわけでは無いのですよ。
それは人間として当然の感情ですから。
でも、それを長引かせないことが大切なんですね。
負の感情をずっと抱えていると、
それが心身の不調和を生んでしまいます。
彼のストレスの解消方法として、とてもユニークな方法が
紹介されていたので載せておきますね。
嫌な感情が湧いてきたら、まずその感情を素直に認めます。そして、それを硬い物体としてイメージして、
自分の体の外にグワッと引っ張り出して、
粉々に砕いてしまうんです。
その後、それを天に向かってエイッと投げて、
最後に深呼吸するんです。
この方法はイメージでやるだけでいいので、
慣れてくると本当に一瞬でできるようになりますよ。
これを続けると、だんだん嫌な感情が
生まれにくくなるんです。
顔(表情)ってその人の生き様が出るものなんですよね。
ずる賢いことばかりしている人は、
ずる賢そうな顔になるし、
意地悪な人は意地悪そうな顔になる。
批判や不満ばかり言っている人は、
不機嫌そうな顔になるし、怒ってばかりいる人は
怒りっぽい顔になるんです。一方で、大らかな人は大らかな顔になるし、優しい人は優しい顔になる。
リンカーンが言ったように、
「(40歳を過ぎたら)自分の顔に責任を持て」というのは、
本当にその通りだと思いますね。(40才過ぎなくてもね)
穏やかな誰がみても品のある顔つきは、
内面を整えることが大切なんですよね。
自分の感情や心のあり方を見つめ直して、
感謝や寛容さを持つことが、
顔や健康にも良い影響を与えるんです。
自分の顔に責任を持てる人でありたいですね。
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