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語呂合わせ

昨夜、寝る前に好きな作家の五木寛之さんのエッセイを
読んでいて、小型セスナ機に乗った時に「4」という
座席番号が無かったという文章から、日本人は
縁起をかつぐのが好きな人類
だと説明されていたのです。

今朝、ふと思い出して、今日は29日で語呂合わせには
ピッタリの日だと思いましたよ。

29と言う数字は良くも悪くもなる数字ですね。
おなじみの肉の日「29」でもあるし
幸せを意味する「ふく」とも読み取れるし
困難を表す「にじゅうく」とも読み取れます。

選ぶとすれば、何気なく縁起が良いとされる「福」を
選ぶんでしょうね。気持ちに引っかかりが
無い方がいいからですね。

だけど、わたし流に考えると、どちらも悪くない。
むしろ、二重に起こる困難の方が受け取る福が有り難い。

なぜかと言うと、
「二重苦」という言葉は、いかにもネガティブだと
感じられるかもしれないですが、人生で悩んだり、
苦しい思いをしたときは、いつも
「試練」と「成長」の二面性を持っていますよね。
二つの苦しみが重なるとき、それはあなたの人生を
飛躍させるための強力なステップだと思いませんか?

冬の寒さが厳しいほど、春の暖かさはより一層ありがたく
感じられます。同じように、苦難を乗り越えた先には、
必ず、「乗り越えられた!」「乗り越える事ができた!」と
あなたは未来に繋がる自信を持つ事ができます。
そしてこみ上げてくるような喜びも感じますよね?
それは「福」が待っているという事ではないですか?

古い中国のことわざに「塞翁が馬」という言葉があります。予期せぬ不幸な出来事の中にも、未来の喜びが隠されているという事なのですが、その通りだと思うのです。

29日という日を「福」を呼び込む日だと考えてみると、
この日は、自分がこれまで乗り越えてきた「二重苦」を
振り返り、そのおかげで得られた、学びや成長を
感謝する日になるのではないでしょうか。

そして、
未来の自分に「どんな困難も必ず乗り越えられる。
なぜなら、過去の私が証明してくれたから。」と
いまのあなた自身を自慢できる事になるのですね。

年の暮れの寒い冬の夜に、あなたは心の中で
そっと微笑むことができたのなら、
それは、もうあなたの「福」が始まっている証拠です。

今年いろいろあった出来事を思い出しながら
今日ここにいる自分自身を少しだけ褒めてみましょうよ。
「福」は、いつでもあなたのすぐそばにあるのですから。

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