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グリフィンの祈り
〜ある無名の兵士の詩〜
大きなことを成し遂げるために、力を与えてほしいと
神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった。
偉大なことをできるようにと健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った。
幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようと成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった。
人生を楽しもうとしてあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと命を授かった。
求めたものはひとつとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた。
私は最も豊かに祝福されたのだ。
この言葉は、
アメリカの南北戦争で負傷した兵士が、
その病室に書き残した言葉です。
![](https://assets.st-note.com/img/1725798285-5DB1JjrGIRXiM46cYhSeHoy2.jpg?width=1200)
南北戦争なので160年前の言葉ですね。
残念ながらこの兵士の名前は分かっておらず、
「詠み人知らず」的な感じになっているそうです。
そしてこの詩を日本語に訳して、日本に広めた人が、
グリフィン神父なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1725709035-3hVa4qZcX1WHY07xvjDBw5K2.jpg?width=1200)
戦争で怪我をしないで偉大な功績を残して、
名誉が欲しかったから神にいろいろ願ったのでしょうか?
すべての願いに対して授けられたものが、望んだものより
ずっと素晴らし過ぎます。
どんな想いがあって病室に、この言葉を残したのかは
不明ですが最後に書かれた
求めたものはひとつとして与えられなかったが
「願いはすべて聞き届けられた。」
「私は最も豊かに祝福されたのだ。」
この言葉が全てを語っているような気がします。
わたしにも、あなたにもね。
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