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グリフィンの祈り

〜ある無名の兵士の詩〜

大きなことを成し遂げるために、を与えてほしいと
神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった。

偉大なことをできるようにと健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った。

幸せになろうとしてを求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった。

世の人々の賞賛を得ようと成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった。

人生を楽しもうとしてあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと命を授かった。

求めたものはひとつとして与えられなかった
願いはすべて聞き届けられた。

私は最も豊かに祝福されたのだ。

グリフィンの祈り

この言葉は、
アメリカの南北戦争で負傷した兵士が、
その病室に書き残した言葉です。

南北戦争なので160年前の言葉ですね。
残念ながらこの兵士の名前は分かっておらず、
「詠み人知らず」的な感じになっているそうです。

そしてこの詩を日本語に訳して、日本に広めた人が、
グリフィン神父なのです。

戦争で怪我をしないで偉大な功績を残して、
名誉が欲しかったから神にいろいろ願ったのでしょうか?
すべての願いに対して授けられたものが、望んだものより
ずっと素晴らし過ぎます。
どんな想いがあって病室に、この言葉を残したのかは
不明ですが最後に書かれた
求めたものはひとつとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた。」
「私は最も豊かに祝福されたのだ。」
この言葉が全てを語っているような気がします。
わたしにも、あなたにもね。




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