【読書】人生の成功とは?
喜多川泰さんの「賢者の書」を読みました。
賢者といえば憧れるもの。誰からも頼りにされる存在。
この物語に登場する少年と同じような気持ちで読み進めました。
少年が旅を通して出会う賢者たちの教えは「得るもの」ではなく、次第に「私が失ったもの」ではないか、という感覚を覚えていきました。
どうしても行動の結果を良いものとして期待してしまう。
それどころか失敗を恐れて行動しないことの方が多い。
今の私に一番必要なものは「変化」。
時間や感謝の気持ち、言葉。人間に与えられたものに目を向けず、物質的な欲だけの自分に気づく。他人の物差しで測る幸せに終わりはない。
私は病気になり世の中から離れたことで、他人から見る幸せの形に固執してしまった。
今の自分を、変化のために必要なことだったと受け入れること。
この物語から多くの勇気をいただきました。
現状や環境は不可欠なもの。それがどんなものであっても「ありがとう」と感謝する、そういう生き方をすることで自分の人生も、自分以外の人の人生も素晴らしいものにできる。それがきっと人の成功への一歩。
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