予兆

この予兆に気づくことができてたらと何度後悔しただろう。 

不登校になってみて初めて、あれは予兆だったのだとはたと気づく。 

親として、なんで気付いてやらなかったのかと

今度は自分で自分を責め始めた。

目が虚ろだった。  

朝起きれず、起こそうと必死になった私は、彼の事情を聞くことさえせず、ただただ彼のベッドから彼を引き摺り出すことに必死な毎日を送った。 

なんであの時、どうしたの? 

何かあったの? 

嫌だったら学校休んじゃおう 

と言えなかったのか。 

……それは、今はすっかりなくなってしまったけれど、あの当時私を支配していた価値観・考え方がそれを許さなかった。 

そして何より。

同居の義父母達だ。 

彼らについてマガジンが一つできてしまうくらい書きたいこと満載だが、不登校に至ったことに関するものについて、触れておこう。  

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