誰にも気が付かれない自傷
爪をちぎる、髪を抜く、皮膚を剥く、毛を抜く。
どれも私の癖だ。
良くないと思っていて、でもやめられない。
無意識のうちにやっている。
始めたときは、自分を痛めつけて安心していたのだと思う。
腕を切ったり、血を流すのはさすがにやりすぎだと理解していて、
それでも自分の存在が許せなくて
それで皮膚を剥き、爪をちぎるようになった。
そのうち流血するほどの状態になって、
それで別の手段として腕の毛や髪の毛を抜くようになった。
腕を切る勇気もない弱虫。
その小さな自傷。
やめられる日はまだ来そうにない。