長時間通学の大きなメリット
私は学校から最速で1時間かかる場所に住んでいる。
そして普段は運賃が安いルートを選択し、1.5時間~2時間ほどかけて大学へと通学している。
敢えて時間をかけて通学しているのには大きな理由がある。
もちろん値段が安いのもあるのだが、それよりも大事な理由がこれだ。
本を読む時間が確保できる!
思わず力が入ってしまい大文字になってしまった。
しかしこれが本当に私の生活にとって必要なものなのだ。
先週まで、私は違うキャンパスに通っていた。
通学時間は30分ほど。
電車に乗ってる時間は実質20分もないため、とにかく読書が捗らない。
少ししか本が読めないストレスで気が狂いそうな数か月だった。
電車以外の場所で読めばいいじゃないかと言われればその通りなのだが、読書に割く時間が取れないほど忙しい。
電車での移動時間は、タスクから解放され、読書に勤しむことができるいい口実になるのだ。
私は文庫本200ページくらいなら、1時間もあれば大方読める。
だから、1時間電車に乗れば満足できる読書ができる。
それゆえに、私は敢えて長時間通学を選び、
電車に今日も揺られながら、本を読んでいる。
話は変わるが、私の友人に散歩が好きな人がいる。
大学まで徒歩で1時間ほどかけて通っているらしい。
なんでそんな通学方法なのかと尋ねると、彼女はこう言った。
「ストレス発散になるから、歩いたほうがいい!
歩いている間は、マイナスなことを考えないんだ!」
確かに散歩は楽しい。それは同意するが、私は歩いている間もぐるぐると自分の欠点や失敗について考えてしまう。きっとその部分は人によって違うのだろう。
間違いなく散歩は楽しい。
私は鳥や雲を眺めるのが好きだし、人間の作った建造物も好きだ。
新しいことに出会えることもあるし、世界を楽しめる。
通学時間すらも、自分にとって有意義な時間にすること。
これが日常生活を楽しむ秘訣なのかもしれない。