台湾の朝ごはん
暖かくなるのと比例するかのように、異国へ行きたい欲が募る日々。なんて事言っても、自分の性格上まだ残念ながら当分は先のことになりそうなので、意地でも国内で異文化に触れようと意識しているのか、数日前に友人と半ば無意識に、異国だらけの休日を過ごした。
どんな休日だったかというと、ギリシャ料理のディナーを食べ、韓国メイドなケーキを食べ、台湾の朝ごはんを食べ、スパニッシュ建築様式の館で北欧の家具に触れ、アメリカのフードコートのような場所へ行った。
せ、せ、節操がない。。。
せっかくなのでその中からひとつ、五反田にある台湾の朝ごはんが食べられるお店、東京豆漿生活(トウキョウトウジャンセイカツ)を。ここは結構前からインスタでバズっているし、写真の様子を見る限りだと、かなりお洒落カフェに近いのかな?という印象を持っていたけれど、実際に足を運んでみたら、結構しっかりと台湾を感じる佇まいで心躍った。
建物を緑でいっぱいに囲もうとする辺りが、本国の街中で見た建物を思い出させる様子だったと思う。というのも、4年ほど前に台湾に行った時に私は、この緑を絶対に諦めないという台湾人の精神にいちばん驚いたのだ。
とんでもないと思いませんか…。気候的に花が育ちづらいのか、本当にひたすら木や植木鉢で緑を敷き詰める、という家の多さに心底驚いたことを覚えている。そんな雰囲気がこの五反田の東京豆漿生活にも感じられて、なんだかとても懐かしい気持ちになった。
個人的にも私は最近、鹹豆漿にハマっていて、よく家で作っているのだけれど、私が作る鹹豆漿は私好みに改良しすぎていて、ササミは入れるわ調製豆乳を使っちゃうわで、所詮お酢を入れた豆乳スープみたいなものなので、やっぱりちゃんとお店で作ってもらって食べるものは違う。全然違う。
見た目からもう優しい。おぼろ豆腐のように綺麗にトロッと固まった豆乳を掬うようにして食べる鹹豆漿。揚げパンとの相性も抜群で、コレですよねぇ…くぅ…という気持ちで食べた。手前のつぶつぶの物体は確か、ねぎ豚パンという名前だったと思うのだけど、これのような鹹豆漿以外のパンやおにぎり的なものも絶品だったので、朝からちゃんと食べられるという人はぜひ一緒に頼んでほしいと思う。本当に美味しかった。
この記事を書く前にいくつか前のブログから移行したい記事を移行したわけだけど、結局ほとんどが旅の思い出の話だった。(記事一覧でご確認くださいね〜。)
私は暮らしの事を考えるのが好きだし、自分の手の届く範囲で好きなものを見つけるのが上手い(と勝手に思っている)ので、そう言った意味ではあまり日々に退屈したりはしない。
けれど、わかりやすく心が動いたり、それを言葉にして残しておくと後から見返しても、ああやっぱり良いな。と思うのだから、やっぱり旅がしたい。
なかなか自分の意志だけでどうこうできる話ではないけれど、この感覚と事実をちゃんと認識しながら、また負けじと国内異文化体験をしていこうと思う。ふん。