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⑤叶わなかった切ない恋〜Kの場合〜
Kを傷つけてばかりいた。
わざと傷つけてた。
私のことを嫌いになるように…。
どれだけ私に傷つけられても
K『オレはじゅりのことが好きだから、オレからは絶対に離れないから』
と離れていく気配はなかった。
モトカレ✉️【今日、仕事何時に終わる?】
私✉️【残業あるから無理、会えない。】
残業と偽って断っても、会社の門の前に車を横付けして
私が出てくるのを待ち伏せしてたこともあった。
別れてもまだ束縛してくるモトカレ。
私のモトカレへ恨むような気持ちが増して行った。
《なんでこんなに辛いのにモトカレは私の心から出て行ってくれないの⁉️》
嫌われるように
どれだけ冷たくしても、当たっても
K『本当のじゅりはそんな女じゃないから』
って、見破ってくれる。
K『こんなことくらいでなくなるような軽い気持ちじゃないから』
って、まるごと受け入れて愛してくれる。
私のことを守ろうとしてくれる。
《いっそ、Kだけを好きでいられたらいいのに。。。》
そんな健気なKを見ているのが辛くなって
そんな優しいKをこれ以上振り回したくなくて
私はKにこの上ない酷いウソをついた。
『Kのこと嫌いになった。顔も見たくない。迷惑だからもう私の前にあらわれないで。』
これが、私が人生で大きく後悔したウソでした。
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございました😊✨