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インドネシア留学 #4留学先での授業
インドネシアの大学に留学して、2週間が経過した。
現地では、agriclture facultyに在籍し主に農業分野を学んでいる。
農業といっても幅広く、
①インドネシアの伝統的な食文化
②種の技術
③形態学や植物システム
④一年生植物
を履修している。
1セメスターで4つのコースの履修と聞くと、少なく感じる人もいるだろう。
だが、1つの授業に対して、セッションの授業とフィールドワークの授業があり、非常にハードスケジュールである。
今回はそんな留学先での授業内容などについて記す。
<授業について>
①英語
今まで日本では、授業を日本語でしか履修してこなかった。英語は、英語を学ぶための科目でのみ使う。
インドネシアの大学に留学して、初めて授業を英語で履修した。
先生はもちろん、今まで生きてきて色々な方から、英語は大切である。と言われてきた。
しかし、なかなかその実感が湧かなかった。確かに、国際的なコミュニケーションをとるうえでは、必要であると頭では理解していた。
しかし、実際に授業を受けてみて、英語力の必要性を身に染みて感じた。
そもそも、英語が出来なければ授業内容さえも理解できない。つまり、授業から置いてきぼりにされるのである。
英語は、ただのツールでしかないことも実感した。
現地での授業を通して、英語力があることは当たり前で、その上で自分の意見や考えを持つ必要があることを学んだ。
どのように、自分が考えて、何を伝えたいのか、そして自分のビジョンは何なのか?
自分の軸こそが、重要なのである。
つまり、英語力だけあっても意味がないし、自分の考えだけがあっても意味がない。
英語力も、自分の軸も、両方重要なのだ。
今は、一緒に暮らしているフィリピンの友達との会話はもちろん、英語の歌(call me maybe)を歌ったり、英単語を見たりして、英語力を身につけている。
英語を教えてくれる友達がいること今の環境に感謝し、今後も英語力も自分の軸も身につけていきたい。
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②授業形態
日本の大学の授業といえば、圧倒的に受動的なスタイルが多い。
教授による一方的な説明で、105分が長すぎて辛い。
しかし、インドネシアでの授業はあっという間に時間が過ぎていく。
勉強の楽しさや授業の面白さをより実感するようになった。
授業スタイルは、自由に発言、プレゼンがメイン。
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むしろ自分の意見をしっかり持たないと成績が付かない。自分で自分の意見を発言しなければ意味がない。
他人と同じでなくてもよい。
質問があれば、積極的に聞いても問題ない。
このような状況で授業を受けて、なんて素敵なのだ!!と感動した。
以前のnoteにもかいたのだが、授業は教授や先生だけで成り立たせるものではないと思う。
生徒と先生の両方の努力により成立するのだ。
これは、大学の授業も同じである。
授業中に誰か一人でも、別のことをしていると(マンガ読んだり、別の授業の課題をやったりする)、授業の雰囲気がかわってしまうのだ。
授業は、先生と生徒の両方で、成り立たせるものである。
特に、大学生になると、内職なんてまだいい方で、好き勝手に授業と関係ないことをする人は、少なくない。
それが、良い悪いではなく、一緒に作り上げるものとして、どうあるべきかを、一人ひとり考えていく必要があるのではないかと私は考える。
もっと小さい頃から、海外スタイルの授業を受けていたら、勉強に対する価値観が変わっただろうな、とも感じた。
私は、自由に発言をし、自分の意見を発表しあうスタイルが合っていたと気づかされた。
今の環境に感謝して、引き続きインドネシアスタイルの授業を頑張りたい。
③プレゼンテーション
そんなインドネシアの授業形態だが、時には惑わされることも多い。
能動的に進んでいくため日本では絶対にありえないことが起きる。
それは、
「30分後にプレゼン発表するから、今から○○のテーマの発表準備をしてね~」
などと急に言われてプレゼンが始まることだ。
日本の授業でプレゼンがあるとすれば、2週間前には先生から指示があり、準備を行って、なるべく完璧な状況で発表に挑む。まさに、完璧を求めやすい日本人らしさがあらわれている。
確かに、完璧性を求めることも重要である。
しかし、時間があったとしても、時間が無限にあるように感じて、直前まで準備をしない人も多い。
そのため、結果的に不完全なまま終わってしまうこともある。
そのため、インドネシアでの授業のように、30分後という非常にシビアな状況の中で集中して資料を完成されて発表するという、その時のベストを尽くすことの重要性を感じた。
今の限られた時間の中で集中して、物事に取り組み、時間の有限性について考えることの大切さを学んだ。
<最後に>
今日も、いきなり先生からの指示でプレゼンがスタート。
専門的な内容で、焦りと緊張とで泣きそうになりながらも、なんとかプレゼンを終えた。
内容としては、Annual Crop(一年生植物)の具体的な作物のLife style や植物形態などの発表。
他の人と比べると圧倒的にレベルが低い私。
今回は、友達に助けてもらいながら発表したが、次回以降は専門ワードの理解はもちろん、プレゼンにおける姿勢も身につけたい。
あと4ヶ月。
今できることを、今一生懸命取り組む。