日仏文化批評同人【アリアケパンチ】第7号
日仏文化批評同人【アリアケパンチ】
日仏文化批評同人【アリアケパンチ】はフランスと日本の文化の違いをアニメやマンガを通し様々な視点から考察している同人誌です。
今回の特集は『アニメ飯』。
私は日本の漫画やアニメ界における『あの肉』とおにぎりを、ペーパークラフト化してみました。ペラ1枚、二つ折りの付録です。『付録』ーー良い響きです。
ペーパークラフトの組み立て
自分でも作ってみたのですがそれが非常にめんどくさい!
果たして実際に組み立ててくださる方がいらっしゃるのでしょうか?
組み立ててみようという奇特な方たちのために、僭越ながら簡単な組み立てレポートを記させていただきます。
組み立ての前にーーご注意、おわび
まず全工程におけるコツとしまして、合言葉は『臨機応変!』を掲げたいと思います。
と、言いますのも申し訳ありません!まず2点ほど皆様にお手間をかけてしまう箇所がございます。
1)『肉』の真ん中パーツののりしろが両側についている!→→要・片側カット
2)『たくあん』の上部外周部品=半円周部分が長い→→要・たくし込み
自分で言うのも憚られますが、初めてIKEAの家具を組み立てた時の感覚に似ていました。
ぜひ『臨機応変!』の合言葉を胸に抱き、完成形に向かって障壁をやすやすと乗り越えていただけたらーーとどこから目線かわからない状態で続けさせていただきます。
組み立て・拡大カラーコピー推奨
・肉は3パーツを作って最後にくっつける。
・おにぎりは前後パーツに側面パーツを巻き付ける。
・たくあんは見た感じそのまんま。
…ざっと(!)こんな感じです。
まず推奨するのは、カラーコピーで二倍の大きさに拡大したものをスプレー糊(強)で厚紙に貼るスタイルです。
もちろんこのまま小ぶりな作品として付録を組み立てていただいても可愛らしいはずです。糊付け部分などがかなり細かくなるので人によってはスイスの時計職人気分が味わえるのではないかと思います、ポジティブに考えれば。
組み立て作業
私は丈夫に作りたいという思いがあり、工作用紙といういわゆる厚紙を使ったのでカッターで切る際に苦労しました。
ケント紙ぐらいの紙に貼り付けるのが切りやすさ、丈夫さという面で一番良いと思います。
等倍で直接切り取って付録を使われる方はそのままの厚さで十分です。
接着にはペーパーセメントが良いと思います。
私は塗りやすさから最初スポンジ糊を使っていましたが、厚紙付きではしばらく押さえておかないと剥がれてしまうので、すぐに乾いて接着できるGクリヤー速乾ボンドに乗り換えました。これは接着作業がしやすかったです。
折り目のグレーの点線にはカッターの背を定規に当てて軽く折り目を入れます。見えづらいので完成の形をイメージしながら合言葉を使ってください。
…『臨機応変!』
そう、日本の懇切丁寧な説明書に慣れた我々が初めてIKEAの組み立て説明書を読んだ時の感覚を思い出してください。
ちなみにのりしろのグレーのギザギザ部分は見えなくなる部位なので、これでもかとフリーハンドで切ってやりましょう!
時間の節約にもなります。
定規を当てて神経質に作業していると正直ストレスがたまりますので…
おにぎりの側面にあたる長いパーツは、裏側を霧吹きで湿らせてから円柱状のものに巻きつけRのくせをつけます。しばらく重い箱2つの間に挟んでおくなどするとなお良しです。
おにぎり前面と側面の海苔の位置を合わせたらうまいこと巻いて貼り付けてください…『臨機応変!』
側面巻きの終わりの のりしろは多少の遊びというか余裕があるので、おにぎり前後部品と隙間が出ないようにうまいことたくし込んで接着してください…『臨機応変!』
けっこう隙間だらけで荒くなってしまい申し訳ありません。おにぎりの側面Rは特に曲者でした…
いかがだったでしょうか?
1時間ぐらいで組み上がれば楽しいのではないかと思います。
不動産広告で、駅から徒歩5分!ーーが実際には9分かかるようなことが多々ありますが、正直に申告させていただけば今回の組み立て作業、厚紙に苦戦しトータルで2時間以上かかってしまいました。。。
ぜひ丁寧かつ臨機応変に組み立てていただいて、映える写真を撮っていただけましたら幸いです。
アリアケパンチ、本の内容もかなり興味深いものになっております。よければバックナンバーなどチェックしてみてくださいませ!
では、臨機応変に!&ご安全に!
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