死に向かうとは素に戻ること。
きょこちゃんはどんどん、生まれたまんまの赤ちゃんのように、ありのままの存在になっている。
愛にあふれて、
愛らしく、
この上もなく可愛らしい
全ての赤ちゃんが愛してやまない存在であるように、私たち人間は本来、愛そのもの生命体なのではないか、
無防備な存在としてこの世にやってきて、たくさんの愛の中で育ち (そうでないと思っている場合でも、周りの人の愛や恵みによって育まれている)
そうして大人になるにつれて、いろんな役目を背負って、さまざまな鎧を身につけて、いつしか素のあり方を忘れてしまう。
心はたくさん傷つき、また傷つけて、、
そのひとつひとつに学びがあって、何ひとつ無駄なことはないのだけれど、
そんな学びの末、
人生を終えるときには、また素の愛の境地へと戻ってゆくのではないか、
きょこちゃんを見ていてそんな風に思う。
私たちは、愛から出でて、愛に帰る。
そう、安心して愛の中で生き、死んでゆけばいいのだ。