秋田の大雨で被災しました ～床下点検口の作業記録⑨ ダクトファンを贈っていただく～
7/26（水）
今日もカニパンを食べる。
これで、あの雨の日に買ったものはすべて食べ終わった。
決算の直しが上がってきたので、確認し、担当者に戻す。
仕事のフローがすべてkintoneで作ったアプリで完結するようにしているので、仕事上の大きな支障はない（が、俺の未確認案件は相当溜まってしまっている）。
雨の日の前に出していたクリーニングをようやく取りに行く。
別店舗なので、当然いつもと違う人。
いつもの人は仕事もなくなって、大変だろうな。
雇用調整助成金みたいなものは、コロナと違って出ないんだろうな。
ホーマックで、10ｍの延長コードを買う。
今日、うちの地域が家屋被害調査の対象地になったことが昨日の21時に発表されたので、来るのを待っていたら、意外と早く午前中にやってきた。
うちの前がお隣さんで、お隣さんはハウスメーカーの対応に憤っている。
「こんなに低い場所だとは知りませんでしたよね？ 基礎をもっと高くしたらどうかとかいう提案ありました？ 何にもないですよ。まだ建ててたった7か月ですよ！ 一緒に戦いましょう！」
うん。気持ちはわかるんだけど、俺もこの場所は大丈夫だと思ってたし、内水氾濫のリスクがどの程度なのかは、ハザードマップではわからない。
排水の許容量を考慮したシミュレーションがまったくできていないということが一番の問題だったと思う。
罹災証明書その場で提出し、浸水状況を確認していった。
床上浸水の基準が何なのかを聞いてみた。
国交省だと、地面から50cｍを超えているかどうか、水災保険だと45cmを超えているかどうかというラインがある。
うちの場合は、51cmまでは来たと思われるが、今日の人の話では、単純に床上に水が上がったかどうかだけだという。
床下浸水の場合は、何の見舞金も受け取れない。
床下に潜る。
水のホースと吸引の洗車用スポンジの両方を持って行って、娘の部屋の床下の泥汚れを落とす。
落ちている大きめのゴミを手で拾ってバケツに入れる。
途中で水が出なくなる。
いつも、誰かに蛇口を止められる。
少し茶色く汚れている程度なので、これは無理に落とさなくてもいいんじゃないかと思ったりもする。
俺がどの程度で終わりとするかの問題なような気がする。
電話が鳴る。
ワイヤレスイヤホンをつけて作業しているので、イヤホンで応答する。
上の子が家にいるので、何かあったら電話するように言ってある。
そう思ったら、仕事関係の電話だった。
日程調整の電話だったけれど、床下にいるのでスケジュールの確認ができない。
その後で、息子から電話。
昼ごはんについてだったので、財布がある場所を教えて、適当に買ってくるように伝えた。
家の一番端っこまで来ているので、そう簡単には戻れない。
とりあえず、水はもう全くないことがわかった。
泥が飛び跳ねた跡や、床にまだ残る汚れがある場所をどうするか。落ちているゴミや砂をどうするかが今後の課題だ。
地上に戻って、息子が買ってきた牛丼を食べる。
やはり床下は移動が一番疲れる。
昼を食べ終わったころに、午前中指定していたダクトファンが届く。
kintoneの勉強会などでお世話になっている宮城県のスマイルアップの熊谷さんに買っていただいたもの。
熊谷さん、どうもありがとうございます！（⇓熊谷さんの会社です）
再び潜る。
洗車用スポンジを外し、ホームセンターで買ってきた掃除機用のノズルをつける。
馬の毛がついて掃き出せるようになっている。
これでゴミを吸ってくれれば、と思ったけれどあまり吸引力が強くなく、そんなに吸ってくれない。
ホースが長すぎるから仕方がない。
諦めて掃きながら塵取りに集めて、バケツに捨てることにした。
リビングの床下を一通り掃いた。
落としたい土汚れもある。
どこで妥協するか。最後までやりきるか。
リビングの床下の掃き掃除だけで、午後いっぱいを使う。
地上に戻って、簡単に後片付けをしてシャワーを浴びて職場へ。
17時半からお客さんとアポを入れていたので、月次の仕事をする。
その後、税務調査が2件も入っていることを知る。
こんなときに入れてくるなよ。空気読めよ。と思う。
最近の、個人課税部門の動きはまじでエグい。
税理士がいない個人申告を狙い撃ちして、片っ端から行ってる感じがする。
20時頃帰宅。
東通りは、真っ暗。
お店がやってないと、こんなにも暗いのかと思う。
スーパーも、スタバも、コンビニも、クロネコヤマトも、ブックオフも、何もかもがやってない。
昨日営業開始したスーパーは、店の半分は空っぽのまま。
こちら側の世界のインフラは、まだほとんど整っていない。
電気関係が浸水したところは、復旧の目途が立っていないんだろうな。
なんか体中が痛い。
食事をして寝る。
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