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母の日後の紫陽花に救われたお話

母の日が終わって、6月に入るまでののびのびとしたこの季節が好きです。


母の日でたーくさんの紫陽花をお母さんにお届けして、気持ち的には紫陽花の季節は終わってしまっているのだけれど、ふと町を歩くと現れる咲き始めの紫陽花たち。

あ、そっか!!!
紫陽花の季節って今からだよねと毎年思い知らされます。

今では母の日でカーネーションより選ばれる人気の高いお花だけれど、これも戦後のことだとか。

保育園の帰り道、気だけ急っていたけれど
この紫陽花の額の淡くてなんとも言えない絶妙な色合いにハッとさせられました。

娘に紫陽花咲いてきたねぇと立ち止まって話しかけてみたけれど、
聞いているんだか、いないんだか・・・

コロンとピンクの額が芽吹いてきました
こちらは淡い紫


どんどん咲いてきます

あじさい の花色と花言葉

あじさいの花言葉はご存知ですか?
「移り気」「浮気」
こんな美しい花なのに、ちょっと残念だなと思った方も多いはず。
これはあじさいの花色が変化する特性から付けられたと考えられています。

最近人気の秋色あじさいと呼ばれる品種は、秋まで長く開花するうちに
鮮やかな花色からくすんだアンティークカラーに変化していきます。
花の中の色素が少しずつ分解されて起こる現象だそうです。

またもう一方で、同じ場所で同じあじさいを植えているのに、毎年色が変わる場合があります。
これは土の酸度(p H)による変化によるものです。
この特性を生かして、同じ品種でもピンクとブルーなど多色展開することができているんですね。

土壌の違いからヨーロッパでは日本よりも、鮮やかで色の濃いものが多いようです。フランスでも気まぐれ、移り気という花言葉だけれど、一説では鮮やかな花色から「元気な女性」という花言葉もあるようです。

素敵な花言葉があればなおよかったけれど、
それ以上に花色の変化、淡くて儚いイメージがチャームポイントだと思います。
雨の多い時期に咲いて、人々の心を癒してくれる大切な花の一つです。

自分の経験を一つ一つ丁寧に言葉に紡いで
一人でも多くの人が花に癒されるきっかけが訪れますように。

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