痔の手術をしました ~概要編~
結論から言います
いぼ痔に悩んでいるアナタ、すぐに病院に行きましょう!
私は手術でいぼ痔を治しました。手術後の感想は「なぜもっと早く手術をしなかったのか…」これに尽きます。
手術をしてしまえばその悩みは解決します。もう大便の後の憂鬱さはありません。私は手術後に便習慣が改善して快便になり、生活の質は大きく向上しました。
痔には「いぼ痔(痔核)」、「きれ痔(裂肛)」、「痔ろう」3種類があります。私が経験したのは(最もメジャーな?)いぼ痔です。以下、私の体験談をまとめましたので、いぼ痔に悩む方の参考になれば幸いです。また、いぼ痔でなくても いぼ痔に興味のある特異な方にも楽しんでいただければと思います。(ターゲット層が狭すぎますが笑)
入院と手術の様子はこちらのnoteを参照ください。当時の絵日記とともに紹介させていただいています。
いぼ痔と何年付き添ったか
肛門に違和感を覚えたのは20歳で大学生の頃でした。症状はゆっくりと、少しずつ悪化していきます。この「進行がゆっくりとしていること」が手術の決断を遅らせました。
気づけば社会人になり、子供も授かって公私ともに忙しくなるばかり。とうとう痛みに我慢できなくなり、仕事に支障をきたすようになって手術することを決めたのは29歳になった頃でした。
29歳の私は仕事にも慣れてきていましたし、当時の職場は休暇が取りやすかったことも幸運でした。節目の30歳を迎える前にイボ痔と決別したいいという想いもありました。
そうです。私は約10年間、人生の3分の1をいぼ痔と一緒に過ごしたのです。
いぼ痔になった原因は
私のケースの原因は1つ。完全に自覚はありました。
それは「トイレで長時間キバリ過ぎていたこと」です。
幼い頃から、一度トイレに籠るとお腹の中にある便を全て捻り出さなければ気が済みませんでした。そのため、トイレは毎回マンガやゲームを持ち込んでの長期戦です。
しかも最悪なことに、私は「ガーゴイルスタイル」でした。この体制が一番力が入る気がしたからです。(当然ですが、私がガーゴイルだったことは妻にも内緒にしていました笑)
この記事を読んでくださっているアナタ、大便は「出したい時に」、「自然と出る分だけ」にして「トイレに入ってから出るまでの時間は5分以内」です。
ましてやガーゴイルスタイルだなんてもってのほか!恥ずかしいので今すぐ辞めましょう。
病状悪化の経緯は
最初は大便後に、かわいいイボがピョコっと顔を出すくらいでした。1時間も経たない内にイボは中に納まっていきます。特段の痛みもありません。
しかし、月日が経つにつれてだんだんとイボが中に納まるまでに要する時間が長くなっていきます。そして、イボが飛び出している間は痛みを感じるようになり、最後にはイボが常に出っ放しの状態にまでなってしまいました。
手術を決断する直前は、常に肛門を気にする日々。マメに手で肛門を圧迫し、イボを中に納めようとします。大便後にはトイレットペーパーを丸めてお尻に挟んでいました。
今思い返せば、「よくそんな生活を送っていたな」と思うものです。
手術を決めるまでにどんな治療をしたのか
最初はみんな大好きボラギノールに頼りました。やはりこれだけ認知されている薬だけあって効果はあります。ただし、当時の私は生活習慣を改善することをしなかったため、次第に症状悪化の勢いがボラギノール先生の力を超えていくのでした。
(痔に悩んでいる人は「ボラギノール」で検索してみてください。天藤製薬さんの公式ブランドサイトで予防や応急処置などが詳しく紹介されています。このnoteよりも100倍役に立つでしょう笑)
その後思い切って病院へ。お医者さんに日々の生活における注意点等を教えてもらい、薬を処方してもらいます。処方薬はボラギノールとよく似た薬でした。ただ処方箋があるため安く薬を得ることができます。(これだけでも通院の意味はありますね!)そして、効き目も良い気がします。(これは体感であり、思い込みの効果かもしれません笑)
しかし、処方してもらった薬を使い切ると病院から足が遠のき、症状はまた悪化の一途を辿るのでした。当時もお医者さんに手術の相談もしましたが、私の症状の進行度からして「手術をすれば1週間は入院になる」ことや「手術することを強くは勧められなかったこと(当然ですが「自分で判断しろ」ということです)」等が判断を先延ばしにしてしまった要因だったと思います。
手術後の変化は
長くなるため「入院から退院までの記録」は別の記事に譲ります。
手術後はしばらく傷の痛みがあるため、トイレの際はかなり気を使いました。便秘をして便が固く・太くなることで肛門に負担をかけることは考えることすらできなかったので、
毎日
キバらずに
そっと優しく
自然に出る分だけ
短時間で
用を足す日々。この手術の傷の痛みが、イボ痔の症状が悪化してきても、お医者さんに相談しても改善できなかった「便習慣」を改善されてくれました。
便が出やすくなる薬も処方されていたのでその助けもあったと思います。おかげで今の私は便秘知らずです。
手術の傷が癒えた後は快適の一言!大便の後の憂鬱さが一切なくなりました。
手術直前の末期の頃は、用を足した後にゆっくり過ごせる我が家のトイレでしか大便はできませんでしたが、今ではどこのトイレでも大便できるようになりました。(この「当たり前」をついに取り戻したのです!笑)
最後に
記事中に書いた内容の他に、いぼ痔を予防する方法を紹介させていただきます。
長時間の座りっぱなしは意識的に避ける
適度な運動をする
便秘や下痢により肛門に負担をかけない
(当時お医者さんに教えていただいた内容ですが、私は医師ではありませんので詳しくはお医者さんに聞くなどして正確な情報を入手してください)
私は いぼ痔 の手術をしたことで生活の質がグッと改善しました。
ただ、当然手術にはデメリットもあります。「肛門狭窄(こうもんきょうさく)」といって、肛門が狭くなり、便がでにくくなってしまうこともあるようです。(腕の良いお医者さんを探したいですね!)
症状や進行度などによっても手術をすべきかどうかは異なるでしょう。しかし、病院で診察してもらい相談することには何のデメリットもないと思います。
最後に、この記事を読んでいただいた「いぼ痔に悩むあなた」に、このメッセージを贈ります。
「トイレで長時間キバらないで!そして、悩むくらいならすぐに病院に行きましょう!」
このnoteが いぼ痔 に悩む皆さまの目に止まり、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。スキしてくれると喜びます。
手術の様子を記した、コチラの記事もよろしくお願いします!
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