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「片腹痛い」はお腹が痛くなることではないらしい
どうも、こんにちは。
「身の程を弁えない人に対して滑稽に思う」という意味を持つ言葉として「片腹痛い」があります。
字面から、脇腹が痛くなるほど笑ってしまうという意味に思えますが、実はお腹が痛くなるという意味ではないようです。
「片腹(かたはら)」ではなく「傍(かたはら)」
「片腹痛い」は元は古語の「傍ら痛い」が誤訳されてしまったものだと考えられています。
傍は「側(そば)」という意味を持ちます。傍で見守るという使い方をしますよね。
なので「傍ら痛い」元の意味は「そばで見ていて痛々しい」という意味になるのです。
この言葉が使われるシチュエーションが、相手を蔑んで笑っている時に使われることが多かったため、「腹が痛くなるほど笑う」という状況を連想しやすかったことも誤訳が広まった原因と考えられています。
以上、片腹痛いの語源についてでした。
それでは、また次回お会いしましょう。