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東京にキッチンカーが集まるのは「公開空地」が多いから
どうも、こんにちは。
今日は不動産についての面白い話を聞いたので共有いたします。
最近都内では「キッチンカー」をよく見かけますよね。
近年、都心にキッチンカーが集まるようになった理由として「公開空地」の利用の幅が広がったことが挙げられます。
公開空地とは
1971(昭和46)年に創設された総合設計制度に基づいて、ビルやマンションの敷地に設けられた一般公衆が自由に出入りできる空間のことを「公開空地」と呼ぶ。
高層ビルの入り口付近には「公開空地」と呼ばれるスペースが存在します。
この公開空地は建物の密集を防ぎ、都市空間を快適に保つために作られます。
この空間は一般の人にも開放されていて、誰もが自由に通行することができます。
高い建物を建てるときには、周りに誰でも通れる広めのスペースを取らなければいけないということですね。
利用が広がる公開空地
以前はこの公開空地の営利利用には厳しい制限があったため、ビルを管理する企業などはスペースを持て余すことも多かったようです。
しかし、近年東京では利用制限の緩和が進み、キッチンカーなどの誘致が行いやすくなりました。
これにより、東京の高層ビル周辺ではキッチンカーをよく見かけるようになったと考えられています。
こうしてビルを運営する企業は空きスペースをうまく活用することができるようになり、キッチンカーで出店する人も好立地で商売ができるようになりました。
高層ビルの立ち並ぶオフィス街では意外と飲食店が少なかったりします。
なので、キッチンカーが来てくれると昼ごはんの選択肢が増え、選ぶ楽しみが生まれるというのは消費者にも嬉しいポイントですね。
このようにビル運営を行う人、キッチンカーで出店する人、そしてキッチンカーで買い物をする人のそれぞれが得をするシステムになっているのですね。
以上、東京にキッチンカーが集まる理由についてでした。
それでは、また次回お会いしましょう。