漢方薬 脱プレドニンに向けて 後半
タイトル通り、30年来服用していたプレドニンを切る過程について記しています。20才になる直前に好酸球性肺炎を起こし、それ以来プレドニン、副腎皮質ホルモンを手放せなくなりました。もう治ったと思って勝手にプレドニンの服用を止めると、肺炎が再燃してしまいます。20代半ばで併発した潰瘍性大腸炎もプレドニンのおかげで寛解状態でした。
現在の主治医が骨粗しょう症リスクなどを考えて、プレドニンを切ってみようと言い出したのは4年ほど前です。最初はいきなりプレドニンをやめたので、1ヶ月ほどで再燃しました。(先生乱暴すぎるよー)
2回目は、数ミリ単位で少しずつ減らしていくことに。週20ミリから現在は5ミリまで減らすことに成功しました。
でも最後のラスボス潰瘍性大腸炎の下血が始まり、減薬はここでストップしています。状況が良くならず当時の漢方薬局から煎じ薬を扱う薬局を探すことにしたのは、ブログに書いた通りです。
私は札幌に住んでいるのですが、山梨の漢方薬局に連絡をしてみることにしました。こちらの薬剤師の方がコラムで「陰虚にはこの薬、実証にはこの薬なんて、漢方薬はそんな簡単なもんじゃない」、みたいなことを書いたのを、たまたま読んだのです。何だか、底知れない実力を感じたのです。
連絡してみると、初回の相談だけ対面でするのが望ましいとのことで、一路山梨へ。
今までかかっていた先生は、私の体調を一つも落とすことなく聞き取り、その情報をもとに薬を選んでいました。でも山梨の先生は余計な情報はいらないから俺の聞くことだけに答えてくれ、という方式。陰虚とか素人にはまず分からないことだから、とにべもない。皆様、小心者の私がこの対応にどんなに心折れたかをまずご想像ください(笑)
ビクビクしながら面談した結果、「今の症状の原因は、至極簡単なことです。口から大腸までを一つの管とするなら、その管が弱い。」「それが原因で全ての症状が引き起こされている。」とのことでした。そして「甘いもの、油物、お酒は厳に慎むように。」と固く言い渡されました。あー怖い。
それから山梨から送られてくる煎じ薬を飲むことになりました。飲み始めてからすぐむしろ潰瘍性大腸炎がかなり悪化し、相当ビビりました。でも、同時に今まで感じたことのない体調の良さを感じ始めました。10代後半から朝起きると体調大丈かな?とチェックしなくてはならなかったのに、ぱちっと目覚めて元気に動けるのが当たり前になったのです。いや、もう魔法みたい。
それから半年、実は潰瘍性大腸炎の方は悪化したままなのですが、これだけ体調良ければいいか、というほど元気です。いや、良くはないんですけどね。
やっぱりもう少し気をつけないとダメかなー、甘いものの食べ過ぎに…。
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