インプットとかアウトプットとか、そんなこと考えてる時点で
この前、こんなつぶやきをしたんです。
いつの時代も変わらないと思う。
なにかを生み出すひとは、いろんなことを知っている。
あのつぶやきを投稿した日、この動画を観ていました。
AbemaTVで以前放送されていたものだったみたいなんだけど、わたしは初めて観て。
ずっと真夜中でいいのに。略して「ずとまよ」。
すきなんですよ。
曲は聴くんだけど、ボーカルACAねさんのパーソナルとうか、楽曲以外の部分はあんまり知らない。
ご本人が喋るみたいだったし、綾辻行人さんのコメント映像がはさまるみたいだったし。
面白そうだったから、プレミア公開のタイミングで観ました。
どんな音楽に触れてきたか、みたいなことを話す場面があって。
わたしの知らない、いろんな音楽が挙がっていて。歌謡曲やフリーソウル、ディスコ。
いや、歌謡曲は比較的なじみがあるけど、わたし、洋楽はからきしなので。
自分の近くにあるものだけ見てたって、それも大事だけどそれだけじゃいまいちなんだな。と感じて。
でもさ、そんなことって、結構みんな知ってるよね?
いろんなところで言われてるじゃないですか。
たぶん、みんなとは言えなくても結構みんな知ってると思うんですよ。
じゃあなんで「みんな」成功するわけじゃないんだろうね。できないからだよね。
知ってても、できるかどうかは全く別だもの。知ってる、と理解してる、もまた別のものだと思うし。
むずかしい。
この場合の成功がなにを指すかはちょっと置いといて、なんだけど。
昨日もテレビ観てたんですよ。
同じだ。って、なるじゃないですか。
だってこの番組、星野源さん扮する「おげんさん」と、松重豊さん扮する「豊豊さん」が自分のすきな音楽について語り合う番組ですよ。
なんかもうめちゃくちゃいろんな、どこで知ったの? みたいな曲も出てくるんですよ。
昨日だって、モンゴル出身でドイツで音楽活動しているミュージシャンのジャズ系の曲とか流れてて。
松重豊さんはどこでそんな音楽と出会うの? サブスクなんだろうけど。
いや、知ってたよ。
わたし、星野源というひとをすきになって10年以上経つ。彼がどれだけ音楽に詳しいか、いろんなものに触れているか、そのほんのちょっとの欠片くらいは知っている。
他にすきなミュージシャンだって、作家だって、詩人だって、俳優だって、なんだってそうだ。
何かを生み出すというのは、全くの無からなんてきっと不可能だ。
誰だって同じ。わたしだって、あなただってそうでしょう。きっと。
何が違うかって言ったら、それはたぶん、「すき」の気持ちなんだと思う。
それをどこまで極めていけるか。それも、どこまでも自分の興味として。
人から強制され続けることなく。
ほかの人より、もっと遠くへ。行けるかどうかなんだと思う。
別にわたしは世界的に活躍したいわけじゃない。
だから、ここに挙げた方たちみたいな程度が求められることなんてないけれど。
今よりは知らないところに行ってみたいな。とは、思うよ。