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書店員の常識は世の非常識?
いしかわゆきさんの『書く習慣』という本を読んではじめた、『「書く習慣」1ヶ月チャレンジ』。本日は19日目です。
Day 19 「自分があまり賛成できない常識」
常識って、なんだ……? と調べてみた。
一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。「―がない人」「―で考えればわかる」「―に欠けた振る舞い」「―外れ」
じゃあこの場合の一般とは? っていう堂々巡り。辞書引いてるとよくありますよね。というのはさておき。
このお題、「何の」常識とは書いてないんですよね。
ということは、世間一般の常識のことでなくてもいいんですよね。たぶん。さっき調べたのはなんだったんだろう。
ということで、今回は「書店員の常識」からテーマを見つけました。
九州、入荷が3日ずれる問題。
九州に住んでいます。
書籍・雑誌ともに関東基準の発売日からは入荷がずれます(一部例外あり)。
これ、書店員として働きはじめると常識になるんです。基礎知識のようなものなので。
地域によってはずれないところ、1日しかずれないところと様々です。
九州も基本的には2日ずれ、そこに日曜日が入っていると3日ずれ。ということになります。
もしかしたら書店で商品の予約をするときなどに案内されたことがある。という方もいるかもしれないです。
詳しくはこちらの記事を読んでみていただけたらと思う。いろんな要因が重なっての入荷ずれなのです。
あまり賛成できない常識、というからには、わたしはこの入荷ずれに反対なのだと思われるだろう。もちろん賛成はしていない。地方のしがない一書店員でしかないけれど、なんとかなればいいなあ。と、なすすべなく考えることはしている。
ただ、あまり賛成していない理由がいくつかある。
お客さまの利便性、という方向が一番真面目であることは分かっているのだけど、今日は「そうじゃない」方の理由をここに書きます。
この入荷ずれ、一部例外がある。
それは某人気海賊漫画のコミックスだったり、それが連載されている漫画雑誌だったりするのだけど、女性ファッション誌もなんです。
しかも、一部の。
書店員になり、商品の入荷日が一般的に表示される発売日からはずれることを学んだ。
ずれないものがあることも学んだ。
じゃあ、どの女性誌がずれて、どの女性誌はずれないのか? わたしはこれを覚えるのがちょっと苦手だった。今でも怪しいやつがある。
もちろんお客さまに誤った案内はできないので都度調べてからお返事するのだけど、すぐにお答えできたらかっこいいよなあと思う。
ただそれだけなんだけど、書店で働きはじめたばかりの人は混乱するポイントなんじゃないかなあといつも思う。
こんなことを考えている書店員から言うのもなんだけれど、これを読んでくださった方は遠慮なく入荷日お問い合わせくださいね。
ずれるんだなと思って狙って本屋に行ったらそもそも入荷がなかった、とかは防ぎたいよね。
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