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久しぶりに大豆田とわ子と三人の元夫を観ている。
第2話の慎森ととわ子のやりとりを観てると苦しい気持ちになる。
慎森「面倒臭い?怒ってる?」
とわ子「怒ってもないし、面倒臭くもないよ。だってもう他人だもん、関係ないもん」
慎森「他人だけど、関係ないけど、早く他の人と付き合って欲しいんですよ、じゃないとこっちが終われないんですよ。僕と君は話し合って離婚したわけじゃないよね?色んな事話さないまま、ほったらかしのまま別れたから、まだ終われてないと思うんだ。紙は出したけど、サヨナラは言っていない。つまり、まだ過去じゃない。過去にできてないんだよ。ある意味、離婚はまだ続いている。だから僕は思うの。いっそ幸せになってくれたら、幸せにしてくれる人に出会ってくれたら。僕も君とのことを思い出にできるのではないだろうか?サヨナラが言えるのではないだろうか?」
とわ子「そうかな?私は…」
慎森「ごめん、本当は思い出にできない。サヨナラが言えない。またあのソファーに君と座って、失くした時間を取り戻したい」
とわ子「失くしたんじゃないじゃん。捨てたんじゃん。捨てたものは帰ってこないよ。私はもう思い出にしたし、サヨナラも言った。結婚も恋愛も契約とは違うから、一人が決めたらそれで終わりでしょ?意義はありますか?」
慎森の気持ちが痛いほどわかる。自分が好きな相手の過去になってしまうことはすごく辛いことだ。
とわ子は「私はもう思い出にしたし」と言っているけど、彼女も慎森とのことを思い出にするまでつらかったと思う(慎森の場合は勝手にスーパーの帰り道に結婚生活から逃げ出した訳だし)
恋愛はとてもめんどくさいし傷つくし苦しい。
それでも恋をするのはなぜだろう?
私はこの人と一緒にいる時の自分が好きって思える相手を探すためだと思う。
もちろん働いている自分、家族といる自分、友だちと過ごす自分などいろいろな自分がいる。それに1人で生きていくこともできる。
でも他の人と一緒にいて、相手が私のことが好きで私も相手のことが好きで、そしてその自分がとてと好きで。それが幸せだと知ってしまったから恋愛をするのかなと思った(憶測だけど)
バスケットボールをしている慎森が言っていた
「昔からイベントごとが嫌いだった。でも彼女との結婚式だけは幸せだった。めっちゃ最高、幸せハッピー。この人と出会えた俺、世界一幸せだと思えた瞬間があった。あったのに、自分で捨てちゃったよ」
これと似ているのかもしれない。
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