「こんまり」すると人生が変わる理由
NHKでテレビを見ていたら、「こんまり」特集が始まった。
流れでなんとなく見てしまったのだが、なんというか、すごくよかった。
「こんまり」に対して、それまで抱いていたイメージが覆された。
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本を手元に置いて、自分でも実践してみることにした。
「こんまり本」は、キラーフレーズの宝庫だった。特に、このフレーズが好きだった。
片づけは祭りであって、毎日するものではない
「こんまり流片づけ」は「ときめき」が注目されがちだが、この「片づけは祭り」という考え方も本質のように思う。
なんとなくこれまでは、「片付けは毎日するものだ」という意識があった。
しかし、「こんまり流片づけ」では、短期間で、一気に終わらせる。
片づけを「終わらせる」ことで、リバウンドがしなくなるというのだ。
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僕も「祭り」を始めた。
空いた時間を活用して、3日ほどかけて、いろんな物を捨てたり、住所を決めたりしていった。
我が家はそれほど汚いわけでもなかったが、それでも「こんまり流片づけ」を終えると、見違えるようにスッキリした。
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「こんまり」をすると人生が劇的に変わる、と言われる。
それは、過去を片付けることによって、人生でやりたいことが明確になるからだと。
実際にやってみて、たしかにその一面はあるな、と感じた。
しかし、もっと重要な要因がある。
それは、「祭りの片づけ」を行うと、短期間に膨大な量の意思決定をこなすことになる、ということだ。
その結果、ウィルパワー(意志力)の総量が増えるのである(ウィルパワーについてはこの記事でも触れた)。
ウィルパワーの総量が増えるということは、純粋に、その人自身の能力向上を意味する。一日で、いろんなことをこなせるようになる。
しかも、短期間でこなした膨大な意思決定の数は、それ自体が自信にもつながる。それが「きれいな部屋」という成功体験となって現れるので、2倍の効果がある。
ウィルパワーが増える。自信が付く。
言葉にすると単純だが、それが人生にもたらす影響は計り知れない。
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何はともあれ、片付け祭りが終わって、超すっきり。
この快感だけでも、やってみる価値あり。
皆さんもよかったら、騙されたと思って挑戦してみてください。
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