「こんまり」すると人生が変わる理由
NHKでテレビを見ていたら、「こんまり」特集が始まった。
流れでなんとなく見てしまったのだが、なんというか、すごくよかった。
「こんまり」に対して、それまで抱いていたイメージが覆された。
***
本を手元に置いて、自分でも実践してみることにした。
「こんまり本」は、キラーフレーズの宝庫だった。特に、このフレーズが好きだった。
片づけは祭りであって、毎日するものではない
「こんまり流片づけ」は「ときめき」が注目されがちだが、この「片づけは祭り」という考え方も本質のように思う。
なんとなくこれまでは、「片付けは毎日するものだ」という意識があった。
しかし、「こんまり流片づけ」では、短期間で、一気に終わらせる。
片づけを「終わらせる」ことで、リバウンドがしなくなるというのだ。
***
僕も「祭り」を始めた。
空いた時間を活用して、3日ほどかけて、いろんな物を捨てたり、住所を決めたりしていった。
我が家はそれほど汚いわけでもなかったが、それでも「こんまり流片づけ」を終えると、見違えるようにスッキリした。
***
「こんまり」をすると人生が劇的に変わる、と言われる。
それは、過去を片付けることによって、人生でやりたいことが明確になるからだと。
実際にやってみて、たしかにその一面はあるな、と感じた。
しかし、もっと重要な要因がある。
それは、「祭りの片づけ」を行うと、短期間に膨大な量の意思決定をこなすことになる、ということだ。
その結果、ウィルパワー(意志力)の総量が増えるのである(ウィルパワーについてはこの記事でも触れた)。
ウィルパワーの総量が増えるということは、純粋に、その人自身の能力向上を意味する。一日で、いろんなことをこなせるようになる。
しかも、短期間でこなした膨大な意思決定の数は、それ自体が自信にもつながる。それが「きれいな部屋」という成功体験となって現れるので、2倍の効果がある。
ウィルパワーが増える。自信が付く。
言葉にすると単純だが、それが人生にもたらす影響は計り知れない。
***
何はともあれ、片付け祭りが終わって、超すっきり。
この快感だけでも、やってみる価値あり。
皆さんもよかったら、騙されたと思って挑戦してみてください。
▼人生がときめく片づけの魔法
https://amzn.to/2PiE4zk
***
Kindleで新作「カサブランカ」の予約販売を開始しました!スマホでも読めますので、よかったら予約してみてくださいね〜。
数学者を目指す僕と、画家を目指す少女・葵。
二人は海岸で出会い、一瞬で恋に落ちた。
一度は切り離された二人が、再び出会ったその時、僕には婚約者がいたーー。
運命の人は、はたして誰なのか。
恋心と現実の間で揺れる僕の、切なくもあたたかい物語。
読んでいただきありがとうございました。また、サポートをくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。心から嬉しいです。今後の執筆活動のために使わせていただきます。