いつだって箱の中にいる
「無理」という言葉は、本来、存在し得ない言葉だ。
限界を作ってしまう人間が、都合よく作り出した言葉である。
どんな状況にも「無理」は存在しない。
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有名な実験なのだが、ノミのジャンプに関する実験がある。
30センチ飛ぶ蚤(ノミ)をガラスのコップに入れてガラスの蓋をする実験です。蚤は最初はコップから出ようとジャンプするのですが、その度にガラスの蓋にぶつかります。しばらくしてガラスの蓋をとるとどうなるでしょうか?
蚤はコップの高さよりも高くジャンプすることが出来なくなっています。きっと蚤は自分の限界を自分で決めてしまったのでしょう。
引用元
人間はノミではないけれど、人間も限界を設定してしまう生き物だ。限界を作っているのは、いつも自分。
本気であれば、「無理」という言葉は出てこない。
考えれば、抜本的なアイデアが見つかる。しかしそれは、本気で考えないと見つからない。
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シリコンバレーで有名なピーター・ティールという人物がいるが、彼の言葉に「どうしたら10ヵ年計画を半年で実現できるだろうか?」というものがある。
競争が激しいスタートアップの世界では、そのくらいのスピード感でないと生き残れない。
普通の人は、10ヵ年計画と聞けば、10年でどうやっていくかを考える。でも、思考のギアを外して「半年でどうやったらできるか?」を考えるのだ。
頭のギアを外して、脳がちぎれるほどに考えると、意外ととんでもねーアイデアが浮かんできたりする。
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この考え方は、本当に重要だ。「夢」や「やりたいこと」がある人は、一度自分に、同じ質問をしてみるといい。
僕たちは知らず知らずのうちに、限界を勝手に決めてしまっている。
「時間がない、お金がない」、ウダウダと理由をつける。
そんなんだから、ダイエットは出来ないし、海外旅行にもいけないし、夢に向かって具体的に走り出すこともできない。
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いつも「箱の中にいる」自覚を持つ。しかもその箱は「蓋が付いている」ことがほとんどだ。
みんなジャンプはしようとするけれど、蓋にぶつかって諦めてしまう。
考えてみよう。予算も時間も無限にあったとしたら、どういう行動を取るか? やり方は他にないか?
自問し続けよう。箱の外には、見たこともない景色が広がっているのだから。