自分のプレー、システムを知る(上手くいかない原因を知る)
*素敵なお写真いつもありがとうございます!大事に使わせていただきます!
こんにちは!吉永です。
前回の続きを書いていきます。
自分のプレー、システムを知るということは
・上手くいかない原因を知っている
・それを改善する方法を知っている
でしたね。
今回は上手くいかない原因を知るについて書いていきます。
上手くいかない原因は?
前回の例に挙げた僕のプレーで、上手くいかないときの原因は何だと思いますか?
それは
ボールをもらう位置が悪い。
プレーがスムーズではない。
この2点です!
スクリーンのかけ方とか、動きのタイミングとかもでしょ!
そう考えた方がほとんどだと思います。
その通りです!
プレーが成功しないのはスクリーンと動くタイミングが原因です。
では、そのスクリーンと動くタイミングが悪くなるのは
ボールをもらう位置が悪い
プレーがスムーズではない
からです。
上手くいかない例を前回と同じプレーで説明します。
具体例(失敗例)
下の写真のように、5がボールを受ける位置が高くなった
すると、下の写真のように3がボールを受けて欲しい位置までの距離が長くなります。(赤色の○がボールを受けて欲しい位置)
距離が長くなるとパスが難しくなるため、下の写真のように自然と3がボールに近づいてしまい、ボールを受ける位置が内側に寄ってしまいます。
ここからではスクリーンを使って上がってきた2との距離が近すぎて、パスが難しくなります。
また、2と3の距離が近すぎて、2がプレーするスペースを潰してしまいます。
2がハイピックのプレーを続けたとしても、5のロールダウンを3のディフェンスが高い位置でタグ(バンプ)するので、5のロールダウンも、3へのパスも守られてしまいます。
下の写真のように3が高い位置でボールをもらった場合でも上手くいきません。
2へのスクリーンを成功させるためには、2のディフェンスとスクリーンをかけている1と5のディフェンスの意識を少しでもスクリーンから離す必要があります。
そのためには3がドライブするかも!と思わせることが必要となります。
3のドライブを警戒すれば、必然的に5のディフェンスはヘルプポジションに入り、ドライブをケアしなければならないからです。
しかしこの位置でボールを受けた3の選択肢からは、シュートとドライブが消されます。つまり2、1、5のディフェンスはスクリーンの対応に集中できるということです。
下の写真のように5のディフェンスが2をバンプしてコースを塞いでしまう可能性があります。
次に
5がディナイされてしまって、1から5へスムーズにパスが繋がらない
ようやく5がパスを受けた頃には、3も厳しいディナイを受けてしまい、5から3へのパスもスムーズには繋がらない。
1は5にパスした後、2へスクリーンをセットします。2は1がスクリーンをセットしたからそのスクリーンを使おうと動き出します。
しかし、5はまだ3へパスができていません。
5は3にパスした後、2へスクリーンをセットします。3へのパスに時間がかかったため、2はすぐ近くにいます。
これでは5は正しい位置でスクリーンをセットすることができません。
(赤色の○がボールを受けて欲しい位置)
2がボールを受けた後、2と5でピック&ロールを行うのですが、最初のスクリーンのセットする位置が悪かったため、ピック&ロールのアングルも、スクリーンをかけるまでの距離も、全てが間違った方法になってしまいます。
これではプレーが上手くいくわけがありません。
ピック&ロールを成功させるために必要なのは、下の写真のようにスクリーンアングルとスクリーナーが走る距離(スクリーナーのディフェンスがピック&ロールディフェンスをセットできないように)が必要です。
(この説明だけではわかりにくいので、お時間があるときにでもピック&ロールシステムという投稿を参照してください)
このように
スムーズにパスを繋げない=タイミングがずれる
正しい位置でスクリーンセットできない=スクリーンのかけ方が悪い
となるわけです。
あとがき
スクリーンのかけ方や、動きのタイミングのズレが、プレーを失敗に追い込むもっともな理由です。
そのスクリーンのかけ方や、動きのタイミングのズレが発生するのは、ボールをもらう位置が悪い、プレーがスムーズではないことが最もな理由です。
スクリーンのかけ方や、動きのタイミングはほとんどの人が気づくことができます。では、それがなぜ起きてるのか?もう一歩踏み込んだところまで知っているということが、プレーを知っていることに繋がりますよ!ってお話でした。
次回はこの改善策を説明します
おこぼれ話
週末は愛媛とのゲームでした。
結果は。。。
応援してくれている方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
以前の投稿にも出てきた愛媛のアシスタントコーチ高橋くん!
↓↓↓↓↓↓
相変わらず勉強熱心で、情熱もあり、コーチとして自分を突き詰める素晴らしいコーチです。
(突き詰めすぎて高橋くんの体がすごいことに。。。😵)
試合前日に
面白いビデオ見つけたからオススメしまーす!
と高橋くんからメールがあったので、愛媛への移動中にそのビデオを見ました。
すごく面白かったです!
(内容はここでは省かさせていただきます)
試合前に少し高橋くんと話す時間があったので、そのビデオの話題で盛り上がりました😁
そのビデオにはいろんなドリルが紹介されていたんですが、僕らの話題はそこではなく、ドリル中のコーチのコメントだったり、コーチの目をつけている(気をつけている)ポイントだったり、これをどうやってチームに落とし込むか?だったり、高橋くんとは目をつけるポイントが似ててとても楽しいんです😁
なんというか、バスケットはもちろんなんですが、コーチの人柄というか、コーチとしての存在というか、コーチングについての話題ばかりです!
僕はこういう仕事をしているので、いろんな人とバスケットの話をさせていただく機会が多いのですが、コーチとして。。。みたいな話題が出てくることはほとんどありません。
こんな話ができるコーチ仲間がいてとても幸せです。
僕らがこんな話題で盛り上がれるのは、同じコーチの元で学んだからです。
その人がいつもコーチとして。。。自分を律し追求し続けてるから、そしてそれが一番大事だと教えてくれたからです。
僕らの会話の中には必ず
素晴らしいコーチと出会えて僕らはラッキーだった!
という言葉が出てきます。
僕らはそのコーチから学び、今も彼の背中を見て成長させてもらっています。
リスペクト
その言葉が何の抵抗もなくすんなり受け入れられる存在です。
リスペクトが大事なのは誰もが知ってるけど、実際に心の底からリスペクトする相手なんてなかなか出会えません。
そんな存在がいる僕らは本当に幸せです。
(立っているのは大阪エヴェッサAC竹野くん。頑張れー!!)
僕らのヒーロー!
天日さん!!
今はまだまだ遠い存在だけど、いつかはその背中に追いつき、そして追い越したい。
それが天日さんへの最高の恩返しだと思ってます!
高橋くんにも負けへんからなーーー!
次節は香川戦です。
またもカンジ(高比良選手)と対戦です!
カンジにだけは負けられない!
あとで何言われるかわからんからね😁
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
それではまた次回!!
質問などあれば、コメント、twitter、facebookでいつでもご連絡ください!
*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。