リーダーシップ!②
こんにちは!吉永です。
前回に引き続き
リーダーシップ
について書いていきます。
前回は
リーダーシップとは
自分の言動で誰かに影響を与えることだよ!
そしてそのリーダーシップには
発言力が必要だよ!
っていうお話でした。
今回はその発言力を高めるためには?
について書いていきます。
発言力を高めるために。。。
僕は
常にチームメートから見られいる!
常にチームメートから評価されている(試されている)!
この意識を常にもっています。
だからこそ
身だしなみを整える
体型を維持する
コメントに注意する
コメントするタイミングをうかがう
などなど
あげればキリがないですが
それらのことを意識してコーチングしています。
身だしなみを整えることや体型を維持することは
ハッキリ言って簡単です。
ちょっと気をつければいいだけなので。
コメントを人によって変える!
身だしなみは気をつければなんとかなりますが
一番注意が必要なのは
コメントです!
僕はフレンドリーに話すことを好みます。
なので
選手とのコミュニケーションは友達のような感覚です。
そんな感じでよく選手を煽っています😁
「えっ?こんなんもでけへんの?」
「下手やなー」
「下手なんやから練習してや」
みたいな感じのことを”笑顔”で言います🤣
そーすると大概の選手は
「こんなん楽勝っすよ!」
「じゃあ吉永さんやってみてくださいよ!」
みたいな感じで返してきて
楽しそうに一生懸命ワークアウトをしてくれます。
でも中には
その僕のコメントをウザい!と感じる選手もいます。
そこは見極めなかればなりません。
そんな選手には
「ええやん!PNRの使い方とか状況判断とかめっちゃよかったよ!最後のフィニッシュのとこだけもぉ少し考えてみるのもいいかもね!」
「今なんでそのプレーを選択したの?へー!そうなんや!面白いね!!上手くいかなかったけど、判断は面白いし、次はそれが上手くいくように何すればいいんやろね?
みたいな感じで
ストレートに褒めたり、褒めた後にもっと良くなる方法を考えさせたり、最初から質問をぶつけたりします。
僕が相手にしているのは”人”なので
マニュアルなんてものはありません。
実際に何度も失敗し
過去には選手との関係性を壊してしまったこともあります。
相手が”人”だからこそ
相手をよく観察し
その人によってコメントを変えることが必要だと思います。
フレンドリーに話すのを好むと書きましたが
今シーズンからの僕は少し違うアプローチにチャレンジしています。
初めてのWリーグということもあるし
男性と女性という違いや
年齢の違いもあるので。
(Bリーグは大卒の選手が多いですが、Wリーグは高卒の選手が多いんです。またWリーグの方が引退する選手の年齢がBリーグと比べて低いので、Wリーグの方が平均年齢が大幅に下がります。)
でも一番の理由は
アシスタントコーチが僕の他にもう1人いるからです。
しかもそのアシスタントコーチはまだ31歳!
選手たちと年齢が近いんです。
今まで僕がやってきたアプローチは
僕がやるよりも
もうひとりの若いアシスタントコーチがやった方が
より効果的だと思うからです。
ではどのようなアプローチにチャレンジしているかというと
選手と一定の距離をとる!
です。
僕はフレンドリーに話しますが
それはフロアにいる時だけで
元々プライベートは共有しないし
フロア以外ではほとんどコミュニケーションは取りません。
そこからさらに踏み込んで
選手とは練習中以外ではほとんどコミュニケーションを取らないようにしました。
これにより
選手は僕に話しかけづらくなるかもしれません。
悩みや相談を打ち明けにくくなるかもしれません。
僕も選手の人柄を理解しにくくなるかもしれません。
でも
そんな中でも
選手ひとりひとりのプレーの中から
選手の考えや悩み、人柄を読み取り
アプローチできるようになりたい。
そして
彼女たちを育てたい!
そう考えています。
そのためにも
今まで以上に練習中の集中力を高めなくてはいけません。
短い時間で正しく見極め
正しいことを正しく伝えなくちゃダメだし
伝える内容を整理しなくちゃダメだし
伝えるタイミングをはからなくちゃダメです。
仲良くなったから話を聞いてもらえる
ではなく
信頼されたから話を聞いてもらえる
そんなコーチになるためのチャレンジです。
それに
今までのやり方では
仲がいいからこそ言えることもありましたが
仲がいいからこそ言えないこともありました。
その言えないことで
選手の成長を妨げていた部分が多くあります。
そこは僕の最も弱い部分だと認識しています。
なので今回は違うアプローチにチャレンジしています。
コメントをタイミングによって変える!
コメントは人によってだけ変えるのではなく
同じ人でも
コメントするタイミングで話し方は変えます。
リラックスしたときなのか?
イライラしてるときなのか?
落ち込んでいるときなのか?
練習中なのか?
試合中なのか?
練習、試合の前なのか後なのか?
などでもコメントの変化は必要だと思います。
僕の仕事は僕のコメントを選手に聞いてもらうことです。
僕のコメントを聞くか聞かないかが
その選手の僕への評価だと思っています。
だからこそ
選手ひとりひとりをよく観察して
その選手が心地よく感じる距離感や
その選手にすんなり入っていきやすいコメントを意識する
そうすることで選手から
このコーチの話なら聞いてもいいかな?
って少しでも思ってもらえるように努力してます。
話を聞いてもらって初めて
僕は選手から評価してもらえたことになる。
僕はそう思います。
自分を”正しく”ブラさない!
そしてもうひとつ発言力を高めるために大事にしていることがあります。
それは
自分というものを、自分の考えを、自分のコーチングスタイルを
”正しく”ブラさない!!
です。
”正しく”ブラさない?
どーいうこと?
って思いますよね😅
自分をブレずに保つことはすごく大事です!
でも
その”ブレない”を間違った人もいると思います。
わかりやすく言うと
自分が全て正しい!
そう思い込んでしまっている人です。
自分の考えも、コーチングスタイルも
自分が正しいと思ってるからみんな実行しているわけですが
必ずしもそうとは限りません。
自分の考え、コーチングスタイルは誰に対して示しているのか?
それは
チームメートに対して示しているものです。
チームメートは年に1度は必ず変わります。
対象が変わるのに
全く同じことをして
同じ成果が出るとは限りません。
なので
ブラさないことも大事ですが
自分の考えや、コーチングスタイルを成長させていくことは必要です。
自分は完璧ではない!
それを知ることはとても重要です。
ブラさないのは
根本になるとこだけでいいんです。
僕で言えば
良いチームを作る!!
そのために
自分自身が正しいチームメートであり
良いチームメートになる!!
そこだけです。
これらができれば
このコーチは信用できるかもしれない。
このコーチの話は聞いてもいいかもしれない。
そんなふうに思ってもらえる可能性も高まります
そうやって
自然と選手からの信頼を勝ち取ることができ
同時に発言力も高まってくると
僕は信じています。
あとがき
今回は発言力を高めるために僕が何をしているのか?について書きました。
ポイントは
・身だしなみを整える
・コメントを人によって変える
・コメントをタイミングによって変える
・自分を”正しく”ブラさない
の4点です。
そして
自分は常に見られているし、試されている
それを常に自分に言い聞かせることです。
コーチはよく
コーチが選手を評価する!と考えてしまいます。
実際にそうですよね
選手のプレータイムやリクルートは
コーチが選手を評価した結果なんですから。
しかし
その逆も然り!
選手もコーチを評価しています。
コーチの話を聞くかどうかは
選手がコーチを評価した結果です。
だからこそ
”『なにを』言うかより『誰が』言うか!”
が大事になります。
そして
その『誰』になるためには
コメント力が必要になります。
って言うのが僕の考えです!
あくまでも僕の考えですから
参考程度にしていただけたら幸いです!
この11人となな子!
この子たちがシーズンが終わるその瞬間まで
笑顔を絶やさないチームになるといいな!
そして
この子たちの『誰』になりたい!
スタッフ陣も優秀で魅力的な人ばかり!
これからこのチームが
どんなふうに成長していくのか!
すごく楽しみです!!
近況報告!
先日サマーキャンプが行われました。
僕にとって人生初めてのWリーグの試合!
めちゃくちゃ楽しかったです!!
(2日目からは熱が出てしんどかったけど🤣相変わらず風邪をひきやすいようです😅)
会場に入るとたくさんのチームが来ていました。
右を見ても左を見ても知らない人ばかり!
完全アウェーな感じですね😱
でもね!
Wリーグには
僕にとって最高のコーチがいます!
それは
姫路イーグレッツHCの天日さん!!
会うのがとても楽しみだったし
それ以上に天日さんのバスケットを見るのが楽しみでした!
僕らの試合の後に姫路の試合があったので
居残りして見てきました。
もぉね。。。
サイコーに楽しかった!!
(すみません🙇♂️語彙力なさすぎですね🤣)
バスケットのスピードは
ずば抜けてどのチームよりも速く
シュート決められたりリバウンドを取った瞬間
みんなが一斉に走り出す!
そうそう!この感じ!!
好きーーーーーー!!!!
ってなりました☺️
プレーひとつひとつに
あっ!これパターンだ!!
あっ!!これもだ!!
(ごめんなさい🙇♂️パターンっていう表現はわかりにくいですよね😅パターンというのは、ここでこう動けばディフェンスがこう動くからここがオープンになりやすい!っていうことです。この説明もわかりにくいな😅)
そのパターンをたくさん見れて楽しかったー!
それに僕は天日さんと5年近く一緒に仕事させてもらったので
天日さんのバスケットはほぼ頭の中に入ってるから
このプレーWリーグでも使うんだ!
これもかぁ!!
めっちゃ上手く使ってるー!!!!
っていう感じで懐かしさもありました。
なんかいろいろ書きましたけど
一番驚いたというか凄いというか
大好きなところは
たったの4週間で
しっかりとチームを作り上げたことです。
もちろんまだまだ荒削りなところはありますが
たったの4週間で
ここまで作り上げることは誰にでもできることじゃないです。
もし僕が
全く同じ条件でやったとしたら
プレーを落とし込むことはできても
ここまでの
遂行力をもたせることはできなかったと思います。
じゃあなんで天日さんにはそれができるのか?
それは
天日さんは本物のコーチ!
だからです。
バスケットの知識はもちろんえげつないほどもっています。
でもそこが天日さんの凄いところではありません。
本当にすごいところは
誰よりも
コーチという仕事を愛し
誰よりも
コーチという仕事を追求し
誰よりも
コーチになろうと努力し
誰よりも
コーチングを学び
誰よりも
コーチとしての自分を育て続けている
そして
誰よりも
”教える”
からです。
天日さんを見てると
コーチってこういう人のことを言うんだな!
っていつも思います。
それと同時に
今の僕はまだまだ足元にも及ばない
未熟なコーチだな
そう実感させられます。
そして
成長意欲を掻き立てられます!
頑張るぞー!!
ってことで
今回はこのへんで!
めーーーーーっちゃ長くなってすみません。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!
それではまた次回!!
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*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、トヨタ紡織サンシャインラビッツのバスケットとは一切関係ありません。