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「プレ着手」タイムマネジメントの決定版!

※ これは2024年8月30日に書かれたものです。
  後ほど追記していくかもしれません。

「なかなか、やるべきことに手がつけられない」

「気が重いタスクは、ついつい先送りしてしまう」

といったことは、よくあることだとおもうのです。

それらを、大幅に解決する方法が
「プレ着手」という方法です。

この「タイムマネジメントの決定版」ともいうべき
やり方について、解説していきたいと思います。


1 プレ着手とは何か?

プレ着手とは、すごくかんたんに説明すると

その日にやりたいタスク(やるべきタスク)を洗い出し、1日の早い時間に10分程度で、短時間に一気に手をつけてしまい、まず先送り0を達成してしまう。一通り軽く流した後に、改めて時間をかける必要があるタスクを、本格的に進めていく


 https://note.com/sunburst/n/n368c7cd1e471

というものです。

※ こちらを参照しました。


ちなみに「プレ着手」というのは、僕が以前「事前着手」といっていたネーミングをリニューアルしたものです。

ネーミングのアイデアは
実はタスクシュートメソッドの考案者
大橋悦夫さんなのです。


2 プレ着手の基本的なやり方


① 1日のルーチン(食事や身支度など)以外の
  今日やりたいタスクを3~5個ぐらいリストアップする。

② できるだけ早い時間に(朝がよい感じ)
  それぞれのタスクを5~15分ぐらい手をつける。

  トータル時間は30~90分ぐらいになるはず。

③ 時間が来たらやめる。
  
あくまでこの段階では
  事前準備的なもの。プレで手をつけるだけ。

④ この時点で、やりたいタスクにすべて
  手がつけられている。

  なので、ほぼ「先送り0」が確定。

⑤ 残った1日の時間で、あらためてプランをつくる。
  プレ着手で手をつけたものを
  「本格着手=グランド着手」をする。
  
  つまり、プレ着手で1回 、本格着手で1回と
  1日に、合計2回タスクに手をつける。


  しかし、プレ着手をしたものをが
  もうすでに、1日の中でやる時間が
  残されていないこともある。

  でも、あらためて、本格着手をする必要はない。
  すでにプレ着手で、少しだけでも前進しているから。

⑥ 心ゆくまで1日を豊かに楽しみながら
  本格着手(グランド着手)を行う。

  なぜなら、プレ着手で、すべてのやるべきことに
  手をつけており、先送りはゼロだから。
  すでにわれわれの勝利は確定している。 
  ハレルヤ!!


※ プレ着手に対して本格着手を「グランド着手」という
  言い方は、正塩(@normalsalt)さんを参考にしました。

https://twitter.com/normalsalt/status/1828440053338776065

  

3 プレ着手のメリット


プレ着手のメリットは、やってみるとわかりますが
僕は、パラダイム転換するぐらいの効果がありました。

① やりたいこと、やるべきことがとにかくすすむ!

 「ついつい先送りが起きてしまって…」
 なんて思い悩むことは、ゼロになりました。

 先送りがゼロになったということではありません。

 仮に先送りが発生したとしても
 それはまったく問題ないと感じれます。

 なぜなら、プレ着手をやっていれば
 先送りとは、単に計画どおりに行かなかっただけで
 「タスクに手がつけられなかった」わけではないからです。

② 気持ち的に1日にかなり余裕ができる!

 スポーツでいえば
 序盤に大量リードを奪った展開になった感じです。

 割り込みや、思わぬ時間をとられることにも
 あまり焦ることはなくなります。

③ やりたいこと、やるべきことを考えるようになる。

 これは思わぬ成果でした。
 
 プレ着手は1時間程度(30~90分)が基本です。
 なぜなら、プレ着手は、もう1回1日の間で
 本格着手をすることになります。

 なので、そもそも1日にやれるタスクの数は限られてきます。

 だから、それほどたくさんプレ着手する必要もないわけです。

 …え?

 そうなんですよ。

 プレ着手をやっていると、1日にやれる「数」が
 もうはっきりとわかってくるんです。

 だから

 「果たして、このタスクはやるべきなんだろうか?」

 とか

 「やりたいと思っていたけど、そうなのかな?」

 と自問自答することになります。


そんな中で、この話に出会ったのです。

4 パーキンソンの法則


8/24(土)にKeiさん(@kei_gem0905)の
「忙しい人のためのタスクシュート式論文執筆術」というセミナーに参加したのです。

https://cyblog.biz/ent/e/vRtAQtvSTmyknxWi/


その時のKeiさんの発表の中で
このようなことを言われていたのです。

仮に1時間論文を書く時間をとったとしても
1日の終了時間は、1時間伸びるわけではないのです。

これは、なぜかというと「パーキンソンの法則」というものがあって
それから考えると、ちゃんと1日の時間に収まるようになっているのです。



なるほど。


そうか。

パーキンソンの法則のおかげで
プレ着手がうまくいくのか。

僕はすごく納得したのです。
(Keiさん、ありがとうございます!)

パーキンソンの法則とは?

イギリスの政治学者パーキンソンが提唱した法則。

もともとは「役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続ける」などの主張。

なので、そこから

仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する。

ということなどが言われている。

つまり

わたしたちが、普段行っているタスクやルーチンは
まぁだいたいこれぐらいの時間や手間がかかるよね
と思っているが、それは

「膨張した時間や仕事量」

の可能性が高い

ってことなんだと、気づいたんです。

これによって、プレ着手がなぜうまくいくのか
2つのことを思い至りました。

1 プレ着手をやる時間は常にある

とくに、ルーチンは「毎日これだけ必要」と
思い込んでいる可能性が大です。

もしくは、そもそも「このルーチンは必要」と
思い込んでいるのかもしれません。

まるで、役人が余計な仕事を増やすように…


2 「(気が重い)タスクをやる時間がない」のは、単に気のせい。

もしかすると、やりやすいタスクを無意識に「膨張」させて
気が重いタスクを「あーやる時間ないね」とか言って
自分を思わせているのかも。

プレ着手をやると、少しずつ気が重いものでも進むので
実はやる時間あるじゃないかということがわかってくる。


他にもなんかパーキンソンの法則が
当てはまるものがある気がしますが
今のところはこの辺しか言語化できていません。


5 プレ着手のデメリット


プレ着手にも、今わかっている限りでも
いくつかあります。

① 期限がせまっているタスクが多いと
  プレ着手をやる気持ちがなくなる

今日締め切りのタスクが多いと
それ以外のことをやる気持ちになりません。

なので、ふつうに順番に締め切りの時間がはやいものから
手をつけていくことになります。

ただし、今日締め切りぶんだけを「プレ着手」すると
非常に気持ち的に楽になります。

これは「あーこれはだいたいコレぐらいの時間でできそうだな」
という見積もりができるからだと思います。

② たとえプレ着手でも、気が重いものは気が重い。

世の中には、中身を見なくても、絶対に悪い知らせだという
メールやメッセージ、電話などが確かに存在します。

それは、たとえプレ着手であっても
やはり、邪悪なものは邪悪なのです。

ただし、一見すると邪悪なものと思いきや
プレ着手してみると、実はたいした存在ではなかったと
明らかになることも、また往々にしてあります。

割とあることなので
その期待はもってよいのではと思います。

③ プレ着手さえ、できないほど疲弊している

とりあえず寝る。
話はそれから。

6 まとめ

まとめというか、このエントリーはプレ着手のまとめみたいなものなので
これまでが、だいたいのまとめです。

あと、プレ着手は「Pre-touch(プレタッチ)」の略語として

PT

本格着手は「Ground-touch(グランドタッチ)」として

GT

と、ネーミングの魔術師タナシンさんこと
田中新吾さんが決定をされています。

ちなみに「タスクに手をつける」といったことを
「タッチする」と秀逸な表現を考えたのは「ありひとさん」です!


プレ着手そのものは、何も難しいことはないので
このエントリーは随時追記をして、これをみればやり方はわかる
というものにしておきたいですね。


最後に、Xでも「プレ着手」について発信しています。

「リアクションの女王」sugamariさんが
ハッシュタグをつくってくれました。

#プレ着手  でぜひ、あなたも発信してください。


では、また次回!

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