【細野さんへ:152ページ目】「立場による考え方の違い」が今の財産になっている
先週は江の島近くでテレワークしてきました。
100㎞以上離れた場所に行くと脳が切り替わる、ということを聞いたことがありますが、確かに切り替わったように思います。深い内省ができました。
ただ、家から測ったら80㎞でしたが。。。笑
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さて、前回いきなり老害の話をぶち込んで、細野さんを惑わせてしまったように思います。ごめんなさい。笑
ただ返事を読んで感じたのは、やはり細野さんは老害に関しても「組織全体」のこととして捉える観点を持っているんだなということです。いい悪いは関係なく「組織をよくするための仕事」をしてきた細野さんらしいなぁという感想を持ちました。
自分がどんな仕事をしているか。
それによって、物事を観る観点も変わってくるんだなと自分の経験を振り返りながら感じています。その辺りを今日は振り返ってみます。
僕はこれまで、社会人としては4つのポジションを経験しています。
ひとつめが「就活生」。
次に「人事」、そして「転職エージェント」。
今は「フリーランスのキャリアコーチ」です。
そこから見続けているのは「就職」であり「キャリア」ですが、それぞれのポジションでその「見え方」は違いました。
まず就活生。厳密に言えば社会人ではないですが、社会に出る直前の立場としてみていました。その頃のポジションは「批評家」。
実際には外にいる人なので、好き勝手に批評していたように思います。「こういう働き方が理想だ」とか「こういうのは良くない」とか。今思えば青臭いことも言ってましたが、それでも純粋さや真っすぐさがありました。
就活を通して苦しんだからこそ、自分のような個人の力になりたいという想いも芽生えた時期です。
次に「人事」。
この頃は「組織」としてのものの見方が養われました。良くも悪くも経営陣の近くにいたので、働いている最中は経営者側の考え方寄りでした。
例えば現場から働き方に対する不満などを聞いても、「でもそれは会社全体で見ると正しいことなんだよなぁ」と内心思うこともありました。
個人の力になりたい自分には葛藤でもありましたが、この時期があったからこそ「物事を多方面から観る」という視点が着いたように思います。
次は「転職エージェント」。
念願の「個人に寄り添う側」でキャリアを眺めることができました。転職支援会社なので、人事として「会社辞めないで!」と言っていた自分とのギャップもありました。笑
この辺りが、一番「人は立場によって主張も変わるんだなぁ」と思った時期でもあると思います。二つの立ち位置を経験したことで、「絶対に正しい考え方はない」ということを知りました。
そして「キャリアコーチ」。
完全に会社や組織とのしがらみはなくなりました。僕にとっては100%目の前にいるクライアントさんのことだけを考えられる立場になりました。
だけど、これまでに経験した立場の観点がすべて消えるわけではありません。一つの事象(キャリアや働くこと)について、多方面から観られた経験は僕にとって大きな財産になっています。
その経験があったからこそ、ひとりのキャリアに真剣に、そしてあらゆる角度からのアドバイスもできるのだと思います。
細野さんもこれからいろいろな立場やポジションを経験すると思います。その一つひとつが、細野さんの視点を広げたり深めたり、していくんだと思います。
僕も、何歳になっても新しい経験をすることにどん欲に、色んなポジションを経験していきたいなと改めて感じた今日の記事でした。
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