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【細野さんへ:158ページ目】僕に大切なことを教えてくれた「自己一致」という言葉


新社屋、いいみたいですね!

「神宮球場行ったよ」を先週別の人からも聞きました。笑
野球ファンとしてはこんなに羨ましいことはないです。。。


***


山崎さんはペルソナ的な考え方のほうがしっくりくるのかなと感じましたが、私はこれまで分人主義信者だったので、ぜひ山崎さんがペルソナの考え方の良いと思う点を教えてほしいです…!

前回の最後にこんな宿題を頂いたので、笑
色々と考えていました。


ちなみに分人主義は詳しく読んでないので核心部分が分からないですが、それでもさわりだけでも見ると、アドラー心理学の「個人主義」に似ているなぁと感じてます。(なので嫌いじゃない)

『個人は分割できない最小の単位である、という考え方。
フロイトはここから「意識と無意識」に分割します。ユングは「本来の自分とペルソナ」といった感じでしょうか。』

アドラーは、個人は分割できないからすべてのことは自分の意思で決めている。そうであるならば、これからのこともすべて「決め直せる」と言っています。


アドラーのこの考え方にも賛同するんですが、かといって僕はユングの言う「ペルソナ」を否定する気も起きない。なぜなのか。

色々と考えてみた結果、浮かんだのは僕が大事にしている言葉が「自己一致」だからなのかもしれない、ということです。


少し昔話をさせてください。

20代の僕は、自分が一番やりたいと思う仕事とある種正反対のことをやっていました。その仕事もやりがいはありましたが、なんだか毎日とても苦しかったのを覚えています。

その時に1冊の本に出逢いました。

「なぜあの人は楽しそうに働くのか」という本です。その本は、自分の人生を生きていないような気がする僕にとても刺さった本でした。そこには、こう書いてありました。

心理学の世界には「自己一致」という言葉があります。これは「人は自分の心の深いところで、自分自身に嘘をつかずに、正直に受け入れられたとき、幸せに少し近づける。

反対に、世間体やお金の不安に流され、心の深いところに嘘をついていたとき、つまり自分の気持ちから逃げた時、人は悩みを抱えはじめる。これを「自己の不一致」という。

「なぜあの人は楽しそうに働くのか」中越裕史著


当時の僕は、自分の本当の気持ちを認められず、自分に嘘をついていたように思うのです。そんな僕に「自分に嘘をつかずに生きる方法」を教えてくれたのがこの本でした。

自分に嘘をついている状態は自分のなかでの不一致を起こさせ、悩みを生じさせる。だからこそそこに気づき、勇気を持って自分の心と一致する選択をしていこう。そんな風に背中を押してもらったように感じるのです。

それ以来、僕はいつも「自己一致しているか」という問いを自分自身に投げかけるようになりました。


たしかに「どんな自分でも自分で在る」は正しいと思います。だけど僕は「本当に心から納得する決断をしてここにいるのか?」「自己一致しているのか?」を確認するために、本来の自分とペルソナを分ける考えを採用しているのかもしれません。

専門家ではないので解釈や深い意図は誤解があるかもしれません。だけど僕の大事にしたい考えを大事にするために、自然とこの考え方を持っていたんだなぁと気づきました。



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山崎 将吾|ライフキャリア
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