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「コーチング」と「キャリアコンサルティング」(つづき)

前回、「人の将来をテーマ・相談事として扱う」スキルとして
■ コーチング
■ キャリアコンサルティング

の違いについて私見を交えつつ綴ってみました。
※前回の投稿はコチラhttps://note.com/coaching_yurutto/n/nc6c00d8e2595

一番大きな違いとして、
フォーカスを当てる時勢」(過去か、未来か)
と書かせていただいたのですが、

これらが「補完関係・セット」だと考えていることについて、
今回は実体験を例に、少し綴ってみたいと思います。
まずは、以下実体験2つです。


【コーチングをしながら、キャリコン的アプローチをしたこと】

とあるクライアントとのセッション:
ひたすらクライアントの未来、ありたい状態、
起こしたい変化についてフォーカスして問いかけをしてみるも、
なかなかイメージが具体的になってこない。
※ターニングポイント:一度、クライアントの過去を紐解いてみよう

「そもそも、そう思ったきっかけは何ですか?」
「(きっかけの話に対して)そういう行動をした理由は何ですか?」
「(その行動に対して)そうしてみて、どんなことを感じましたか?」

クライアントより
「先のことばかり考えてしまっていて、
こんなに過去を振り返って考えたことがなかった、
やりたいことが少しわかった気がする」


【キャリアコンサルティングをしながら、コーチング的アプローチをしたこと】

とあるクライアントとのセッション:
ひたすらクライアントの過去の行動や、その行動のきっかけ、
そのとき考えたこと、印象的だったこと、その時の感情など、
フォーカスして問いかけをしてみるも、
なかなか自身の将来像、やりたいことに繋がってこない。
※ターニングポイント:過去の要素から積み上げ的に
未来図を描くのではなく、何も繋がってなくていいから、
一回描いてみよう

「例えば10年後、どうなっていたいですか?」
「そうなっていると、どんなものが得られていますか?」
「それは今まで大事にしてきたことと、どんな関係が考えられますか?」

クライアントより
「何も考えずに、考えているつもりなくやってきたことと、
漠然とこうなったらいいなと思っていたことが繋がっていたことに驚いた」


上記2つの実体験について、
自分としてはそれぞれれ「意識して」
ターニングポイントを作ってみたのですが、
その結果、「やっぱり」効果があるなと思いました。
(効果=コーチング・キャリアコンサルティングの補完関係)

また、もう一つの気づきとして、
ターニングポイントを作るタイミング(切り替えのタイミング)も
重要かもしれないと思いました。
具体的に言うと、

コーチング的アプローチからの切り替えの際は、
漠然とでも十分に未来像について言語化してから、
「ちなみに今まではどうだったのか?」と過去・現在の行動や感情に
フォーカスを切り替えて、未来像の基盤を具現化・言語化することで、
漠然とした未来像の「どの部分がその基盤に乗っているのか」が
わかってくるような気がします。

キャリアコンサルティング的アプローチからの切り替えの際は、
今までやってきたことやその理由、結果、感情を
できるだけ多く言語化してから、
「ちなみに将来どうありたいの?」と未来を思考することで、
言語化したこれまでのことと未来の接点が
可視化(言語化)されることがあるような気がします。

どちらも必ずうまくいくとは言えませんし、
あくまで武田が自身が感じていることであることはご了承ください。
お読みくださった皆さんは、どのようにお感じになりますでしょうか?
何か思うところはおありでしょうか?

・わからんでもない、こういうこともある
・そんなにうまくいくものじゃない、例えば~
・全然違う、もっとこういうものだ

何かのヒントになれば嬉しいですし、
肯定的でも否定的でも、もし何かしらご自身の考えを深められる
きっかけ、ヒントなどになっていれば嬉しく思います。

次の機会には、ちまたで流行っている(?)
1on1(ワンオンワン)」について
少し綴ってみたいと思っております。
お読みいただき、どうもありがとうございました!


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