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『語学学習は、自習が9割』

こんにちは。ライフ / エグゼクティブコーチの刈谷です。

今日は「語学学習は、自習が9割」というテーマです。

私は現在、マネージメントや経営者をメインにコーチングを実施しているのですが、時折、英語ができるようになりたい(具体的にはTOEICや英会話)というお話しを頂きます。

確かに、日本のビジネスパーソンは英語がハンディキャップとなり行動が制限されてしまう方が多い印象です。

ChatGPTやDeepLなどのAIが発達した昨今、テキストベースのやりとりであれば英語が話せなくても問題なく対応できる方が多いと思いますが、直接話すとなるとどうでしょうか?

英語を学ぶ方々には、自分の言葉で話したいというニーズを持っている方は多いでしょう。私は、日本初の語学コーチングスクールで語学コーチ(英語&中国語)&マネージャー&経営という三足の草鞋を履いて活動していた時期があるのでビジネスレベルの語学力(英語&中国語)を身につける為の方法論は骨の髄まで染み付いておりいくらでも”情報”を出せます。

ただ、この”情報”、正直あまり価値がないです。

もちろん価値がゼロとは言いませんが、インターネットの発展により、有効な方法論は一瞬でオンライン上に共有される時代になりました。

例えば、僕が17年前に初めて英語コーチングを受けた時に価値があった類似の情報は、全てネット上で無料で手に入れることができます。ネットの発展により、情報自体の価値は相対的に下がり続けています。

ここで本日のテーマに戻りましょう。

本日のテーマは「語学学習は、自習が9割」です。

情報は既にあります。では、あと何が必要なのか?

それは、”継続力”です。

語学学習のトレーニング要素を因数分解すると、単語、文法、発音、リスニング、リーディング、試験対策などに分けられます。単語の暗記、文法の学習など、正直とても地味です。

大学や大学院受験で「いい大学に入りたい!」といった分かりやすい目標があれば意識高く取り組めるかもしれませんが、社会人になるとこれがなかなか難しい。

昇進要件、駐在要件でTOEICのスコアが必要でも、心からやりたい学習でなければなかなか取り組めないし、始めたとしても続かない。

そうです。

情報はあるけれど、学習を継続できないのです。

仮にあなたのTOEICスコアが600点だったとしましょう。会社の昇進要件がTOEIC800点だったとして、半年頑張ってTOEIC800点を取ったとしても、急に力が抜けて暫く英語をやらなかったら急激に力が落ちたという話は頻繁に耳にします。

僕はこれを、

「語学学習のリバウンド」

と呼んでいます。

無理な負荷をかけた筋トレで急激に痩せて、やめた途端に元の体重に戻る体重のリバウンドをイメージしてこう名付けました。

皆さんにとって語学とはなんでしょうか?

試験で良い点数を取りたいから?

昇進や昇給がしたいから?

海外に友達を増やしたいから?

良い点数をとって周りに自慢したいから?

コンプレックスの解消?

他にはどんな理由が挙げられますか?

地味な努力をコツコツ積み重ねることは簡単ではありません。特に、外発的動機付け(お金や他者からの承認など)だけに頼った学習ではどこかで継続が止まる可能性が高いです。

私はしばらく語学から離れた時期があったのですが、事業を立ち上げてから、英語と中国語に毎日最低でも60分〜90分は時間を掛けています。その理由は英語と中国語で実施する外国人のクライアントがいるからです。クライアントにもっと質の高いセッションを実施したい、もっとクライアントの役に立ちたい、その想いが原動力になり学習を日々継続しています。そして、このトレーニングは10年後の自分の理想の姿と繋がっています。だから、その日の気分やモチベーションに大きく左右されず、日々継続出来ています。

ここまで読んで頂いてお気づきかもしれませんが、継続の為に必要なことは、「Why?」に対する回答です。

「何故、語学学習を継続するのか?」

とう問いに対する自分自身の"解"です。

この問いの回答が内発的動機に基づいたものであれば、自然と行動を継続できるでしょう。もちろん、この内発的動機を一人で言語化できるのであれば苦労はしませんよね。そんな時はプロのコーチの力を借りて言語化することがとても有効です。

学び方も一つではありません。試験でのハイスコアを目指しても良いですし、会話力の強化を目指すのも良いでしょう。5年後の自分をイメージして、自分で学習方法を開発しても構いません。内発的動機付けに基づいた学習は、とても楽しいです。理想の自分と繋がっている感覚を味わえることで、日々が充実します。自分のVisionや理想の状態と語学学習が繋がっていれば、コツコツと歩みを進められるのです。

この先、どんなにAIが発達しても、あなたの理想の人生の答えはAIは教えてくれません。

皆さんは、何故、英語を学ぶのですか?

皆さんは、何故、中国語を学ぶのですか?

皆さんは、何故、語学を学ぶのですか?

それは、あなたの理想の人生とどう繋がっていますか?

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

COACHING-L代表
Life Coach
刈谷洋介

当コンテンツはコーチングラジオでも配信中


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