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(サマリー)ラグビーのハイパフォーマンスにおける過去・現在・未来
こんにちは。今日はAshley Jonesがインタビューを受けていたポッドキャストをまとめてみました。元々のインタビューの題名は"The Past, Present And Future Of High Performance In Rugby"でリンクは以下のものになります:
*このインタビューに関しては自分には著作権はありません。I do not claim
any copyright. This is just for Japanese who can't understand English but want to gain more knowledge from the world's bests.
では、以下がまとめになります。
過去
過去30年でラグビーのパフォーマンスに対するトレーニングどのように変わった?
そんな変化はない。変わったと言えばストレングスコーチ達のジョブタイトルぐらいじゃないかな?
彼が始めた頃はほとんどの選手がスポーツ科学やS&C関して知識がなく、言われたことをやっていた。それが今や選手達の中には大学でスポーツ科学や理学療法を専攻していたりするのでリテラシーがある選手が多く、また情報がソーシャルメディアやその他のプラットフォームを通して入ってくるので選手達自身がより情報を持っている(いいも悪い含めて。)
また最近はアスリートはやることに関しての”WHY?”や根拠を聞いてくる。
テクノロジーの進歩がパフォーマンスに与える影響
今までラグビーで使われているテクノロジーで”これだ”と思ったものは?
GPSかな?(良くも悪くも)
我々が(シーズン中に)費やす時間はすごく変わったし、選手のウェルフェアに費やす時間もすごく多くなった。
(こういったモニタリングやトラッキングツールが増える中)テクノロジーやデータを元に最終的には選手と会話することが非常に大事になる
アスリートやコーチ達との関係作りやパフォーマンスの背景を知ることも非常に大事なる
悪い例:ゲーリックフットボールにて
試合中のGPSデータやポゼッションデータだけで会話して失敗をしたスポーツサイエンティストの話(このスポーツサイエンティストはゲーリックフットボールに関しての知識がまるでない。)
スポーツサイエンティスト(以下SS):”監督、背番号5を交代させてください。”
監督:”なぜだ?”
SS:”背番号5はこの試合で5ポゼッションしかしてないからです。”
監督:”まず最初に彼の名前はRichardだ。そして、彼はその5回の内に3回スコアしている。とりあえずスタンドに行って、試合の後にレポートをくれ。”
上記のように数字だけで会話をすると失敗する。
今でも残っているトレーニングメソッド(つまり、今も昔も変わりなく効果を大しているメソッドは?)
”Where leg goes, the performance goes”(パフォーマンスの鍵を握るのは下半身)
ジムでのウェイトトレーニングはシンプルなものにしている。すなわちスクアット、ヒップヒンジ、上半身のプッシュとプルだ。これらは今も昔も変わりなく結果を出してくれている。
フィットネスや(英語本来の意味での)コンディショニングに関しては昨シーズンのGPSから週間マイレージを作り大体の検討をつける。
VO2MaxGridや(方向転換なしの)2.4km タイムトライアルもプリシーズンの始まりには非常にいい。
ラグビーパフォーマンスの未来
ルールの変更がどこに向かうかを決めると思う
ルール変更前はNRLは無制限で交代が出来た。1試合で47交代する時もあったので、一昔前のNRLでは有酸素能力の高い選手が非常に多かった。が、今はこの交代も制限されており、選手の体つきも変わった。現在では無酸素能力の高い選手が多くなった。
脳震盪を取り巻く頭部への傷害に対するルールがどうなるのかを気にしなければいけない。
ヒューマンマネージメントに関してはBrett Bartholomewが非常にいいことをしている。
以上
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