『後1400日』LAオリンピックへの挑戦日記5
これは新米スポーツ科学者や
S&Cコーチに向けて書いています。
スポーツの現場におけるデータ活用
おかしいな。。。
誰も自分のデータ説明を
わかってくれない。。。
誰も俺が書いたデータに
基づいたレポートを読んでくれない。
こんな事はありませんか?
自分もありました。
折角選手達の状態を
レポートにしても、
コーチ達や同僚たちが
読んでくれない。
他の仕事でも
データ活用が大事なように、
スポーツでも非常に
大事な要素です。
そして、アスリートから
得たデータを適切に
活用できることは
エリートスポーツにおいて
マストのスキルです。
データの取得、読み取り、保存、
そしてそれを実際の現場で
実装するまでには、
非常に多くのステップが必要となります。
最も重要なスキルの一つは
「データを用いて何を"伝える"か?」
「データを通して何が"伝わる"か?」 です。
つまり、データを活用した
コミュニケーション能力が
成功のカギとなります。
データは「新しい石油」に等しいと
言われています。
しかし、石油も原油のままでは
役に立たないように、
データもそのままでは意味を持ちません。
データを精製し、
そこから有益な情報を
抽出して初めて価値を持ちます。
単なる数値の羅列ではなく、
それをどう解釈し、
どのように伝えるかが
最も重要なのです。
またスポーツの現場で
説明しないとわからない、
行動できないレポートは
無意味です。
そして、レポートが欲しい時に
ないと流されます、
誰もあなたがレポートを
作成しているのを
待ってくれません。
欲しい時にデータが見れないのは収集していないのと同じ
現場でのデータ活用方法で
一番大事なのは
”必要なデータが
見たいときに
直ぐに誰が見ても
分かる形で見れる”。です。
練習中にGPSデータが
直ぐに見れるか?
Vertmaxなどの
ジャンプカウントが直ぐに
見れるか?
こういったデータの準備が
直ぐに出せず、数時間、
数日、ひどい時には
数カ月かかるようでは
データの意味がありません。
そして、それを
説明しなくても
監督たちが直観的に
分かってくれれば最高です。
かなりスピードが必要な
スポーツの現場では
大抵の場合、
熟考が許されません。
3秒以内に判断できるように
しましょう。
データの量も考える
考察できるデータが
多ければ多いほど
いいわけではありません。
多すぎても
少なすぎても
適切は判断は出来ない、
と肝に銘じておきましょう。
データは単なる数字ではない、ストーリーを作るツール
スポーツ現場で
データを活用する際、
まずデータそのものだけでは
意味がないことを
理解する必要があります。
データを通して何を伝えたいのか、
それがチームや選手にとって
どのように役立つのかを
明確にすることが重要です。
例えば、
選手のパフォーマンスデータを基に、
「この数値は何を示しているのか?」を
考えるだけでなく、
「どのような改善策が考えられるか?」、
「次に目指すべき課題は何か?」など、
データを活かした
具体的なアクションプランを
提示することで、
コーチや選手に対して
有益な情報を基に
提案をすることで
チームのパフォーマンス
向上に繋がります。。
そして、これが欲しい時に
簡単に1-3秒でわかる
フォーマットになっていないと
いけないというのが現実です。
更にはデータを
収集している時に
聞かれることもあり
スポーツにおけるデータ活用のポイント
データの正確な取得と保存
正しいデータの取得は基本です。アスリートの状態やパフォーマンスを正確に記録し、保存・管理することで、瞬時に、または後々の分析に役立てることができます。データの可視化
複雑なデータも、グラフや図を使って可視化することで、直感的に理解しやすくなります。ビジュアルがあることで、データの意味がより伝わりやすくなります。というかむしろこれがなければレポートを見てもくれません。データに基づいたストーリーテリング
データを単に報告するのではなく、そこからストーリーを作り上げることが重要です。「このデータから何を学び、どのように改善するか」を明確に伝えることが、データの価値を引き上げます。フィードバックと改善
データに基づいたフィードバックを定期的に行い、その結果を基にした改善策を導入していくことが、持続的なパフォーマンス向上に繋がります。
まとめ
データはスポーツの現場において、
選手やチームの成長に
欠かせないツールです。
しかし、データそのものを
ただ蓄積するだけではなく、
そこからどのように価値を引き出し、
どのように伝えるかが、
現場での成功に繋がります。
データを使って、
適切なストーリーを作り上げ、
選手やチームのパフォーマンスを
最大限に引き出していきましょう。
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