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本音で話したキャリアセミナー(文字起こし)
写真提供 by JLA
10月29日午前8時(香港時間)に
キャリアに関するセミナーを
カリフォルニアにあるPepperdine University
の生徒さんにしました。
オファーをくれたのは
今年サンディエゴで行われた男子ラクロスの
世界大会の現地リエゾンとして
帯同してくれたSean Leeです。
彼が所属するPepperdine Uni. のスポーツ
ビジネスクラブでのセミナーでした。
土曜でしたので5₋6人ぐらいの
参加者でしたがそれでもよかったです。
一度Seanのアドバイザーからは
”平日にした方が参加者が増えるんじゃない?”
と言われたらしく平日にしないか?
聞かれたのですが、断りました。
理由はシンプルです。
1)平日は仕事をしている
2)週末の夕方に集まってくれるような
自分のキャリアに真剣な人にのみ
話をしたかったからです。
これは彼に
”I prefer speaking to
passionate few over
indifferent many. ”
(無関心な大勢よりも
熱心な数人の方がいいと
言ったからです。)
これは自分のいい得て妙ですね。
興味のない人に何を言っても
馬の耳に念仏ですし、時間の
無駄です。
今回は60分の質疑応答がほとんど
でしたので、文字起こしをしてみよう
と思います。
スポーツのキャリア形成に関して
もっと知りたい方はこちら!(無料)
そして、海外のエリートスポーツで
働きたいという方はこちら!(有料です。)
自分が海外で働くために身に着けた術を
紹介しています。
それでは無料ポストの開始です。
*答えはYSで書いています。
個人的な質問
(質問)
”これまでに経験した仕事の中で、
一番良かった仕事は何ですか?
働いた場所の中で、
どこが一番好きでしたか?”
YS:フルタイムという事に限って言うと
今の香港での仕事が一番好きです。
年を重ね、色々なことを経験し、
カウンセリングや自己成長をすることで
今の生活が本当に楽しく感じられるように
なりました。2番目はLee Universityで
アスレティックトレーナーとして
働いていた時です。野球チームで働いて
いたのですが今思えば本当に楽しかった。
スポーツ医学の分野で働く人として、
ワークライフバランスを保つための
していることはありますか?
YS:できないです。スポーツ医療スタッフに
なれば、いつでも選手から連絡が来ます。
怪我や病気、様々な問題がメッセージとして
送られてきます。
またNBAやMLB、NFLで働くのは
素晴らしい事だが休みはないと
思った方がいい。
プロスポーツはエンターテインメント
ビジネスです。なので、みんなが
休みの時にあなたは働いている。
MLBチームで働き、もし
ワールドシリーズまで行けば
2月のスプリングキャンプから
11月までほぼ働いていると
思った方が良い。
お金はそんなに良くないよ。
恐らく年収¥3‐400万あればいい方かなと。
日本でもあるが”スキを仕事にする”。
そんなのが通用する世界ではない。
事実スポーツが好きでなくても大丈夫。
自分がそのいい例。
スポーツ好きだからスポーツで働く
というのは一番避けて欲しい思考です。
スポーツの分野で働くことへの
意義をどのようにして見つけましたか?
YS:スポーツが好きという理由では
意義は絶対に見つかりません。少なくとも
自分は無理です。
*ここら辺はこちらを読んでいただくのが
手っ取り早いです。
仕事に関する質問:
これまでの仕事の中で直面した
最も厳しい状況は何でしたか?
YS:自分の本領や才能を発揮できない場所に
いた時ですかね。何をしてもダメ。何を言っても
ダメ。正直心が本当に壊れていました。
そのストレスは体にも出ています。
原因不明の湿疹や耳鳴り、
睡眠がとれない、取った気がしない
毎月、もしくは毎週一回は金縛りになる
5年連続での脱毛円形症
などを経験しました。本当につらかった。
死んでしまいたいほどに。
なので、皆さんには自分を最大限
活かしてくれる所を見つけてください。
昨夏、(Seanが)あなた(私)と一緒に仕事を
した際、トーナメントの最後にかなり怖い怪我が
ありました。その時、あなたの頭の中を駆け巡っていたことや、
どのようにして落ち着いて必要なことを行えたのか、
少し教えていただけますか?
YS:落ち着いていなかったですよ。
でも、やるしかないですからね。
落ち着いたふりをしていただけです。
世界で仕事をする
世界中で働くことは、あなたにとって
常に目標でしたか? あなたをこの道へと
導いたのは何ですか?
YS:全くなかったです。実は
日本にいた頃は本当に何も上手く
いっていなかった。だから、自分の
人生を変えるためにアメリカに行きました。
ですが、想像しなかったですね。
自分がアメリカ、マレーシア、日本、
そして香港で仕事するなんて。
それもエリートレベルのアスリート達を
相手に仕事が出来るとは夢にも
思っていませんでした。
国から国へ移る際、直面した最大の
カルチャーショックは何でしたか?
同様に、異なる国へ移り仕事をする際、
必要とした最大の調整は何でしたか?
YS:郷に入れば郷に従え、というのが
自分のモットーなのでカルチャーショックは
全く持ってなかったですね。
自分は他の人と違って日本食なども
食べなくても生きていける人間なので。
あれば食べますが、なくても全然大丈夫
という人間です。
寧ろわざわざ海外まで行って日本食が食べたい
と考える人の気持ちや感覚が中々わからない。
日本食は日本で食べるからうまいんじゃないの?
と思ってしまう。
まぁそんなことはどうでもよくて
一番のカルチャーショックは親友が
出来たことです。遠く離れた喋る
言葉も違う境遇も違う人間が親友に
慣れるなんて思わなかった。
ありがたいことです。
嬉しい誤算ですよ。
新しい国へ旅行して仕事をする際、
異文化間コミュニケーションにおいて
考慮すべき最も重要な側面は何ですか?
YS:彼らの宗教や風習を尊重すること
でしょうね。その為には世界史などを
勉強しておく必要がある。
冗談交じりの会話もいいが
言動には注意をする必要がある。
また海外では我々は”外人”であり、
”傭兵”です。つまり、お客さんではない。
なので仕事が出来なければ真っ先に首を
きられる。
以上が文字起こしです。
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