「常にシャープに動きたい!」ディトレーニングとトレーニング負荷の関係
今回は
ディトレーニング(detraining)と
トレーニング負荷(training load)の
関係について書いていこうと思います。
現代のメジャーなスポーツは
兎に角、シーズンが長く、
過密スケジュールです。
つまり、半年以上もの間
常に試合が何回もあります。
ひと昔、ふた昔前までは
週1回だったのが
週に2‐3回の試合などは
当たり前になってきました。
そして、これは
プロスポーツだけの
問題ではありません。
大学レベル以下の
ユーススポーツにも
言える事です。
選手の仕事はプレーすることなので
試合が多い事は
100歩譲って良いとして
問題となるのは
シーズン中に起こる
ディトレーニングです。
ディトレーニングとは、
トレーニング負荷が
部分的に減少し続ける、
または完全に停止した際に、
これまで得られていた
身体的適応が
部分的または完全に
失われる現象です。
(Mujika and Padalis 2000)
一方、このディトレーニングを
回避するために
トレーニング負荷管理
というものがあります。
トレーニング負荷は、
アスリートに与えられる
様々なインプット(刺激)の事であり、
(英語ではstressや
stimulusなどと
表現されることが
多いです。)
そのインプットはトレーニングを
通してほしい結果を
手に入れるために計算されています。
(Kalkhoven et.al., 2021)
このディトレーニングは
長いシーズン中に
試合だけをしていると
起こります。
つまり、シーズン中にも
ウェイトトレーニングや
コンディショニングなどを
怠ると体は鈍ります。
この為、トレーニング負荷管理は
S&Cコーチや
スポーツ科学者、そして
メディカルチームの
重要な役割となり
アスリート達が必要な時に
常にシャープに
動けるようにする事です。
今回は自分が得意とする
トレーニング負荷管理と
ディトレーニングとは
なんなのか?という事を
書いていきます。
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