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キッカケがあれば人生が変わると思う?!
これからはじまるのは、架空の人物設定けんにぃから可愛がっている後輩のりょうすけに向けて送られた、メッセージの内容です。
毎回のテーマごとに質問が投げかけられ、それに答えていく形式です。
あなたもぜひ、りょうすけの身になって、答えてみてください。
そもそも論だけど…キッカケがあれば人生が変わると思う?
日々の生活の中でさ、「あれがこうなればいいのになあ…」って思っちゃうことってない?
「職場の雰囲気もっと明るくてなんでも相談しあえる環境だったらいいのに」
「上司がもっと部下の意見を聞いてくれる姿勢を見せてくれたらいいのに」
「会社の商品をもっとPR活動すればもっと売れるようになると思うけど…」
こうだったらいいのになあ…ってこと、考え出すと次から次へと出てくるもんだね。オレ自身、パッとこのことを考えてみたら出てきたのがこの三つ、会社のことだった。
家庭環境のことを考えるとどうだろうか?
「通勤時間があと30分短ければいいのに…」
「奥さんがもっとオレのことをケアしてくれるタイプだったなあ」
「心休まる家庭環境だったらもっと早く帰ってくるのに」
家庭環境のことまで発展させると、ありとあらゆることから「こうなったらいいのになあ…」が出てきちゃうよ。
その欲望があってこそ人間は発明、発見を繰り返し、文明を発達させてきたんだら、大昔から当たり前のことなんだろうね。
だったらさ、今すぐに「それを解決しちゃったら?」どうなるかな?
え?すぐに変えられないものばかりだって?確かにね…。会社のことや上司の性格を変えることなんて、そもそも人をコントロールできるのかっていう話だよね。
家庭環境の方もそうだね。奥さんの性格を変える?通勤時間を短縮させる?人や物理的な通勤時間を変えようなって、無理でしょう…。
どれもこれも、簡単には変えられないものばかりだよね。
「他人と過去は変えられない」って意識して考えたことある?他人の性格を変えようとしても所詮無理な話だし、過去に起こった事実を変えることだって同じで無理だ。
でもね、他人と過去は変えられなくても、その「意味づけ」は変えられるとオレは思っているんだよ。
例えばね、
「上司がもっと部下の意見を聞いてくれる姿勢を見せてくれたらいいのに」だったら、
→なんで話を聞いてくれないのか?忙しくて自分のことでいっぱいいっぱいなのかも?空いてそうな時間帯は?早朝出勤してきているから明日の8時からミーティングを申し込んでみよう。
こう考えてみるとか。上司が意見を聞かない→上司が多忙なんだと意味を変えてみる。それだけでも、印象が変わったよね?
「職場の雰囲気もっと明るくてなんでも相談しあえる環境だったらいいのに」については、
→なんでくらい雰囲気なんだろう?対話がなくPC上のメールやチャットで済ませてしまっているんだろう?そもそも静か過ぎる?営業部なのに?笑い声もない?だっら、オレから雑談を話しかけたり、ちょっとしたことでも声に出して周りに話し掛けてみるか?
これで自分から声に出して話を振ってみたら、それが発端に会話に火がついたということがあったよ。
結局は、自分の中での決めつけ、「こうなんだろう」の枠にとらわれていただけなんだ。自分からその枠をちょっと壊してみたら、別の姿が見えたんだ。
そう考えてみると、結構自分の周りに見えているものって、実は自らの色眼鏡を通して観て、自分なりにそう解釈しちゃっているものばかりなんじゃないだろうかと思った。
自分自身の経験や日々の生活からの認識で、こうだと思っているレッテルを周りにペタペタ貼っている。物や他人や会社、人間関係、職場環境にまで。ちょうど交通標識が道路に設置されているようにね。そして、このレッテルの解釈、ルール決めは自分自身。
ただ、これが全てにおいて悪いことではないと思う。なんでかというと、そのレッテルは自分の過去からの経験値を基に付けられてものだから。それは、極端なことをいうと自分の身を守ることにも繋がる。
「この人危なそうな人だから近寄るな」「このタイプにはこう言ったらキレるぞ」とかね。これらは生きていくには最低限必要なものだから、レッテルを貼るこちに全否定はしない。
けどもね、その君が付けたそのレッテルって、本当に合っているのか?
もしかしたら、君が貼ったレッテルが間違えていて、対象となるものの見方、接し方を間違えて損していないか?これを機に一度は自分のレッテル貼りのルールを疑ってみてもいいかもね。
ただ、一つだけ声を大にして言いたいことがある。(自分自身にも常に言いたいこと)
枠が壊れるキッカケ、レッテルが貼り変わるキッカケは、待っていては絶対にダメ!!!
自分から動こうとしないとね。大きく動く必要はないよ。ただ、いままでよりも一歩多く踏み込んでみてごらんよ。今までに見えなかった物がきっと見えてくると思うよ。
キッカケは待っていても決してこないものだから…。
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