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自分の年収は誰が決めていると思う?!

これからはじまる内容は、架空の人物設定けんにぃから可愛がっている後輩のりょうすけに向けて送られた、メールの内容です。
毎回テーマごとに質問を投げかけられ、それに答えていく形式です。
あなたもぜひ、りょうすけの身になって、問いかけに答えてみてください。


そもそも論だけど…自分の年収は誰が決めていると思う?

毎年、自分の源泉徴収票を見るとこう思わない?

あ〜あ…。あと◯倍くらいの年収があればなぁ…。けどこの会社だと、取締役にならないと望む額の年収はもらえないだろうしなあ…と。

自分の働きで、そしていまの年齢で、この会社の取締役ってなろうと思えばなれるの?トップセールスになってコミッションで稼ぐ道を選ぼうかな?

などなど。

自分の年収がどうしたら上がるものか?と君も考えたことは一度はあるよね?そのときはどうした?考えて行動に移してみたかな?

行動というと、早速上司と面談をするっていうのが手っ取り早いかな。

ただ、上司との面談で、「どうやったら私の年収を上がられますか?」と聞こうものなら、

「君の基本の給料レンジだと年収モデルは◯◯万円だよ。もう一つ上のレンジに上がれば、◯◯万円あがるな。昇格したいんだったら、いまより2倍、3倍も頑張らないと評価し辛いよ」なーんて言われるのが想像できちゃうよね。

会社の上司が部下の年収をあげようと思ったら、昇格昇級の仕方、自分の体験談からの昇格のコツくらいしか話せないもんね。

それでまた、君たちはこう考えちゃうよね。「 自分の年収を決めているのは直属の上司だ」と…?!

会社勤務で、年収を上げようと考えたとする。何ができるのかと考えると、一つは基本給を上げること、もう一つは賞与(ボーナス)や成果報酬(コミッション)を上げようとする方法もあるよね。

基本給をいきなり数倍にすることはできないので、オレはまずはこちら(ボーナス)を上げようと行動したよ。簡単に言ってしまえば、ボーナスの評価で高評価を得られるはどうしたら良いだろうかって考えてね。相対評価でボーナスの評価がつけられる仕組みだったから、他の人たちが達していない評価ポイントの項目を断トツで達成させた。オレなりの手法を構築してそれが功を奏したとアピールした。要するにたまたまラッキーで目標達成したのではなく、「こういう手法を用いて目標達成した。他の人も真似をしたら同じ結果が得られるよ」という成功事例を残してたんだ。そのときはさすがに上司やその上も高評価をくれたね。それも今までにもらったことのないような高評価をね。

そんときふと思ったんだ。

「会社や上司が求める以上の結果を出せば、それに応じた対価を支払ってくれるものだ」と。

それに必要なものとは新たな手法を用いた成功事例であったり、他の人へも展開できるマニュアル化だったり、他の人への気づきを与える影響度とかを含めて、面白いことやってるなと思ってもらえたら、上司も加点評価に加えてもらえるもんなんだなと気づいたんだ。

そりゃそうだよね。今までのやり方を変えて、新たな手法を作り出すということをどれだけ会社も渇望していることか。それを行えるっていうこと、行なって結果が伴ったということには、評価を与えようと普通はするよね。

おそらく、会社でいつも高評価を得て、賞与やコミッションを多く得ている一部の人たちって、その点に着目しているんだと思うよ。

それとね、それだけ高評価を得て、賞与の評価も高評価を得ている理由というか、要因は他にもあるんだと思うよ。

それはね、「今年の年収を自分自身が決めている」ということ。

え?年収を自分が決めているの?そんなの無理でしょう?年俸制でもあるまいし…。なんて声が聴こえてきそうだよ。

オレもこの考え方には、最初受け入れるのに戸惑ったよ。どういうことかを説明する。

⑴まずは、自分自身の昨年の年収がいくらだったかを把握する。(結構知らない人が多いのにビックリする)

⑵攻めの姿勢で、自分自身が今年はどれだけ稼ぎたいのか?どれだけ稼げれば成功したと言えるのか?を把握する。

⑶「◯◯年の年収はいくら得たいのか」を紙や手帳にできるだけ自筆で書く。そしてその年収を得ることを決断する。

⑷⑶で書いた紙を普段目につくところに貼っておくか手帳に挟んでいつも目にとめておく。

⑸あとは⑶に向けて足りない活動、行動、働きぶりを見直していくだけ。

「外の世界は、自分の内の世界の投影だ」ってこと、聞いたことある?今までの君は、知らず知らずのうちに、自分の行動範囲、行動パターンを縛っていただけなんだよ。日々の生活に埋もれてしまって、見えないしがらみやルールに押さえつけられていただけなんだよ。

本来の君は、もっともっと大きな世界に目を向けて、広い視野で考えられるだけのものを持っているのに、いつもの忙しいルーチンワークで見えなくなっていただけなんだよ。

まずは、自分で自分の価値を決めようよ。価値の対価である給料(年収)がどれだけ得たいのか?

どれだけ頑張って高評価を得たとしても、いまの給料やボーナスだけでは希望とする年収にどうしても達しないんだったら、会社に申し出て「二重就労」の許可を得る努力をしても良いと思う。

それには、まずは何がやりたいのか、できるのかと、それに見合う対価として、どれだけの額を得たいのか?いわゆる自分のいまの想定される年収価値がどれだけなのかをここで一度見直してみよう。そして、そのギャップを埋めるにはどんな活動ができるのか、思いつく限り書き出してみよう。(30個くらい)

すると、その中から、すぐにでも行動に移せるものが見つかるかもしれないよ。そうしたらその中の一つでも、今日から、いやこの後すぐにでもそれに向けた一歩を踏み出してみよう。その一歩を踏み出してみるかみないかが、このあと大きな影響を与えることになることに気づくと思うよ。
fin.


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