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えんさんの今週の1冊 #36

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
飛び出す人だけが成功する時代 GO OUT (ゴーアウト) 坪田一男 著

読みやすさ度★★★
在り方重視度★★★
実践しやすさ度★★★★
持ち運びやすさ度★★★


こんな人にオススメ

・自分の可能性を広げたい
・挑戦したいことがある
・今の自分を変えたい
・決断して行動できるようになりたい
・一歩踏み出すことのメリットを感じたい

本の内容

人生100年時代は「ゴーアウト」で生き抜く!

知識の深さだけではなく"幅の広さ"を持つ「T型人材」だけが成功できる。

居心地の良いコンフォートゾーンからゴーアウトすれば思いもよらないイノベーションが生まれ、可能性が広がっていく――

慶應義塾大学・ハーバート大学出身、スタートアップ代表取締役CEO、慶應義塾大学名誉教授、医学博士(眼科)......世界を舞台に活躍する著者が、生き方に悩むすべての人に送る新時代の人生論!

「やりたいことはあるけれど、挑戦する勇気が出ない」
「先細りの業界にいる自覚はあるけれど、転職に踏み切れない」
「このままではキャリアも年収も右肩下がりになるかもしれない」

本書は、人生やキャリアに迷うあなたのための本。

こんなところがコーチング的

「飛び出す」という点がコーチング的。

コーチングセッションを受ける人って現状に何らかの変化の必要性を感じて、変化したくて受けます。

テーマは仕事・子育て・転職・資格取得・ダイエット・スポーツ・人間関係・組織運営・時間短縮・・・と多岐に渡り、ここに挙げた以外にもたくさんあります。

それって何のために?というと、その人の「生き方」「あり方」に繋がるんですが、その理想の生き方やあり方を実現するには今の自分から変わる必要があります。

だた、1人だけでは頑張れない、飛び出す勇気が出ない、そんな時にはコーチングセッションが有効です。

コーチは自分の100%味方でいてくれて、サポートしてくれます。
※ただし、アドバイスや指示命令はほぼありません。

自ら変わろうとすることをサポートしてくれるからこそ飛び出す勇気、変わりたいという想いが出てきます。

あと、コーチ自身が「飛び出す」に挑戦しているということもコーチング的。

コーチ(やコーチ的な関わりをする人)はいわば「飛び出す」を促進する人であり、「飛び出す」のパートナーのような存在で、同時に自分自身も「飛び出す」に挑戦し続けています。

「コーチはマイコーチを付けている」とよく言われていますが、どんなコーチでも1人では頑張れないことや乗り越えられないこともあるのでマイコーチを付けています。

まさにコーチ自身がコーチングの魅力を実践していると言えますね。

ぜひ身近にコーチングを提供している人がいたら「あなたは何に挑戦していますか?」と尋ねてみてください。

この本のココが好き

タイトルだけでなく目次からも「飛び出す」について書かれているところが好き。

1章 人生100年時代は「飛び出す人」がキャリアを築く
2章 外に飛び出すことで、手に入る「もの」
3章 思い込みの外に飛び出す
4章 業界の外に飛び出す
5章 作られた枠の概念から飛び出す

終始「飛び出す」ことについて書かれているので、飛び出すメリットを感じられます。

「飛び出す」と言っても色々な飛び出し方があるので参考になります。

あと、僕が好きだなと感じたのがこの言葉。

コンフォートゾーンは「安全圏」です。心地良く、かつ自分が危険に晒されることがなければ、無理に外に出ていこうとする意味はない。これまではこの考え方が通用してきました。
しかし、この日本人の常識は、世界では非常識と変わりました。現在、そして将来になればよりいっそう、コンフォートゾーンにどどまっていることのほうがはるかにリスクが大きくなっていきます。そのリスクは、生存確率に関わるリスクです。

106-107ページ

「生存確率に関わるリスク」はちょっと大げさに感じるかもしれませんが、「現状維持は衰退」という言葉もあることを考えるとそうでもないのかもな、と思います。

これだけ物価が上がっていくと今まで通りの買い物ができなくなったりサービスが受けられなくなったりして、自分の収入を上げるか生活レベルを変えていかないといけなくなります。

また、人の悩みのほとんどは人間関係によるものなので、ストレスがたまるような人がいる場から飛び出すことから逃げていると、飛び出すというストレスはなくても疲弊していく一方です。

それって一定ラインを超えると生存確率に関わるリスクに繋がります。

とはいえ何でもかんでも飛び出せば良いのではなく、その場が心地良かったり、安心していろんなことに挑戦できるのであれば、飛び出さずに残るというのもアリだと思います。

では自分はどこを飛び出しどこに残るのか、何を手放し何を残すのかについて、飛び出すメリットをイメージしながら考えることができるところがこの本の好きなところです。

最後に

1月から4月の間は「飛び出す」人も多い時期ですね。

進級・進学や就職・転職、人事異動、引っ越し等で今までの環境から変化するのはまさに「飛び出す」です。

進級や人事異動のように年齢的なものや会社の方針でという理由で自分の意思に反した飛び出し方もありますし、進学や就職・転職のようにある程度自分の意思で飛び出す先を決めた飛び出し方もあります。

他にも新しい資格に挑戦したり趣味を始めたりと、今までに経験していないことに取り組むことも「飛び出す」です。

皆さんもぜひ「飛び出す」に挑戦してみてほしいなと思います。

1人だと難しいと感じたらぜひコーチングセッションを受けましょう。

ぜひ皆さんの人生も「飛び出す」ことでより豊かになっていくよう応援しています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてお読みただけると嬉しいです。

コーチング活用研究会のフォローや各種プランへの入会も大歓迎!

それではまた来週。

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