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与えられるものこそ与えられたもの。息子のほとけさまへのお願いごと

実家には父方の祖父母の仏壇がある。昔からの習慣で、帰省するとまず一番に仏壇の前に座って挨拶したり報告したりが、いつしか習慣になっていたわたし。

5歳の長男は、愛媛の実家が久しぶりだったし(コロナ以来)、東京の家には仏壇がそもそもないので、珍しそうにわたしの姿を見ていた。

「こうやってやるんよ」と伝えていると、彼も仏壇の前に座って、小さな(いや、大きくなってきたなぁ)両手をあわせて挨拶するようになった。


で、ある日、仏壇の前でけっこう長い間 手を合わせていたの。

気になって息子に聞いてみた。なんておはなししたの? と。そうすると、返ってきた言葉が可笑しくて笑ってしまった。

「もっと将棋がうまくなりますように、ってお願いしたの」と。

咄嗟に、「いや、神社やないんやからお願い事はせんのよ」と笑いながらつっ込んでしまった。

けれど、それにかぶせて母が言う。

「ええやん、お願いしたって。こっちは仏様じゃけん。よう知っとる仏様にお願い事をきいてもらってもええやんね。」と。

粋なフォローをしてくれた。

それを聞いた息子はうれしそうだった。

あれから、仏壇の前に座ってしばし手を合わせる息子の姿を何度も見ることになった。

その度に、「あ、きっといまお願い事をしてるんだろうな」とくすっとしちゃう。



ちょっと調べただけだからお恥ずかしながらわたしも詳しいわけじゃないけれど、やはり お願い事は神社(神様の仕事)で、仏様には挨拶や報告を(感謝の気持ちを伝えるところ)ということらしい。

やっぱり、違うんだよねぇw と思いながらも、仏壇の前にちょこんと正座して 目を閉じて手を合わせ、しっかり頭を垂れている息子の姿がどうしても愛しくて。

趣旨はちょっと違うけれどもw、それでも 仏壇のある空間や わたしが大事にしてきた習慣を 息子が一緒に大切にしてくれているんだなと感じられて。それ自体がなんともうれしいじゃない。

きっと、息子のお願い事を聞いてくれている仏様(父方のじいじばあば)も、「ほうかほうか」とほほ笑んでただただ聞いてくれているんじゃないかなと。これまた勝手に想像している。



なんにせよ。

自分が興味を持っているものに興味を持ってもらえるとうれしい。

自分が大事にしているものを、同じように大事にしようとしてもらえると やっぱりうれしい。

子どもだって、大人だって。


記事を書きながら、7月のゴールを思い出した。

先月のゴールのひとつを、「子どもたちが自分自身を大切にできるように、まずはわたしが彼らを大切に扱うこと」としていた。

いろんな場面で、できたこと、できなかったこと。それぞれが頭に浮かぶ。


暑かった8月も、はやくも もうあと10日で終わる。

8月のフィードバックをするにはまだ少し早い。けれど、手を合わせる息子の姿は、先月のゴールに対する自分自身へのフィードバックとして、ひと月遅れだけれど 手帳にそっと刻み込んで残しておこうと思った8月22日。

藤井風くんの『帰ろう』にもこんな歌詞があったじゃない。

「与えられるものこそ与えられたもの」

夏休みも、あと少し。


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