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行動を加速するために大切にしてほしい「願い」とその捉え方について

はじめに:ご挨拶と概要

ご挨拶

こんにちは。
コーチェットの齋藤愛華(さいとうあいか)です。
コーチェットには2020年6月に入社し、約2年半が経ちました。
トレーナーという役割で、コーチングを学びたい方々のサポートをさせていただいています。
そんな私がイチオシする、行動を加速するために重要な要素である「願い」について紹介させていただきます!

概要

2022年も残り1ヶ月を切りました。
<年末に向けてラストスパートをかけたい方>にぜひ読んでいいただきたいです。

【読むとわかること】
◇行動を加速するために重要な要素である「願い」について理解が深まる
◇「願い」の捉え方を知ることができる

【1分まとめ:要約】
◇願いとは、行動・思考の癖・感情の奥にある、その人の「~したい」想いや大切にしたいもののこと
◇願いを捉えると以下のメリットがある
  1:適切に目的に立ち返り目標が達成できる
  2:行動が変化する
◇願いを捉えて行動を加速する方法はこの3ステップ
  1:まずは自分が感じている感情を様々な視点から眺め、理解を深めたり、味わったりしてみましょう
  2:感情の奥にある願いを捉えてみましょう
  3:願いをかなえるための行動をとりましょう

「願い」とは

コーチェットのコーチングを受ける×学ぶができる「Coached for Leaders」というサービスの中で、私が出会った大好きな考え方として「願い」というものがあります。

「願い」とは、行動・思考の癖・感情の奥にある、その人の「~したい」という想いや大切にしたいもの(価値観)のことを指しています。

願いとはなにか


私たちの行動の裏には「思考の癖」「感情(不安・恐れ)」が存在します

その更に奥にある「願い」は行動を加速するための重要な要素の1つです。


ーー-
なんとなく大切なのは伝わる気がしますが、なぜそれが重要なのか、私の過去の失敗体験を踏まえて、具体例をご紹介したいと思います。

私は、過去に小売業界に務めており、個人売上目標達成を求められていたのですが、こんなことが起きてしまっていました。

◇行動:相手を優先したスケジュールで仕事を進める
→対取引先:相手の都合の良い条件で商品仕入れをせざるを得なくなる
→対社内:自分の意思を持ってスケジュールが組めず、遅延が発生する
→自分の意見を主張しない(ひたすらに我慢することでストレスがたまる)

その行動の裏にある「思考の癖」「感情(不安・恐れ)は今振り返るとこんなことが起きていたのではないかなと思います。
◇思考の癖
 ・これだけ相手を優先すれば仕事を評価してもらえるに違いない。
 ・これだけ自分を犠牲にすれば好いてもらえる。
 ・好かれていれば、こちらに寄り添った良い条件を提示してくれる。
◇感情
 ・全然こちらにとって良いことをしてくれない
 ・人として好かれていないのかも…?
 ・どうして認めてくれないの?
 ・こちらばっかり我慢している…

今振り返ると、自分の内側の「思考の癖」だらけですね…かなり視野も狭くなっていたと思います。
それに加えて、それから芋づる式のように勝手に想像する「感情(不安・恐れ)」の気持ちも相まって、負のスパイラルに入ってしまっていました。

最終的に、私は自分のこの自分で創り上げたスパイラルから出られなくなってしまい、最終的に大きめのトラブルを起こしてしまい、部署異動を自ら志願しました。

その時の私に聞いてあげたい…
あなたの「願い」は何ですか? と
ーー-

先ほどのケースにおいて、その奥にある願いは至ってシンプルで、相手に認めてもらいたい、役に立ちたい、好かれたいという強い想いがありました。
しかし、当時の私はそれを捉えられていなかったので、行動として、「相手に合わせる」「自分が我慢する」ということしかできなかったのです。

「願い」を捉えることによるメリット

「願い」を捉えられると以下のメリットがあります。
1:適切に目的に立ち返り、目標が達成できる
2:行動が変化する

思考の癖や感情にとらわれすぎることなく、適切に目的に立ち返って、目標が達成できます。
先ほどのケースで言うと、
相手に認めてもらいたい、役に立ちたい、好かれたい」という「願い」に気づけていたら、例えばこんな風に問いかけられて行動が変化していたと思います。
 ・目的・目標:本当の意味で相手の役に立つとはどういうことなのか?
  →お互いに良い条件を出し合い、しっかり売り上げをあげること
 ・行動:その実現に向かってできそうなことは?
  →気持ちを書き出してみる、今起きていることを誰かに相談してみる
  →最優先事項を整理してみる
  →わからなければ、直接相手に聞いてみる など
本質に立ち返ったうえで、様々な選択肢が出てきます。
そうすることで負のスパイラルからは脱却できたのではないかと思います。

(あの頃の私は私でよく頑張ったな…。労いの気持ちを込めて。)

どうやって「願い」を捉えて行動を加速したらいいのか

願いの取り扱い方

そのためには、こんなステップで自分自身にこんな風に問いかけてみましょう!
(メンバーがいる方は部下の方にもぜひ聞いてみてください)

①まずは自分が感じている感情を様々な視点から眺め、理解を深めたり、味わったりしてみましょう
・今どんな気持ち?
・なにが嬉しくて、なにが嫌だったのか?
・その気持ちはどこから沸いているのだろう?

②感情の奥にある「願い」を捉えてみましょう
・今感じている感情の奥には、どんな願い(または想い)がある?
・なんでもありだったら本当はどうしたかったんだろう?
・「~したい」と言い換えるとしたらなにが思い浮かぶ?

③「願い」をかなえるための行動をとりましょう
・②ででてきた願いを叶えるために、できそうなことはどんなこと?
・一歩でも近づく方法があるとしたらどんなことをやってみたい?

経営者・マネージャーの方々の「願い」を取り扱うことで行動が加速した事例

「願い」には、その人が今まで生きてきた人生や出会いがあってこその、「その人らしさ」「価値観」「大切なもの」がたくさん詰まっています。
なんと人間らしく、その人らしいのでしょうか。
実際のセッションでも、それにそっと触れさせていただく瞬間が大好きです。

実際にサービスで伴走させていただく中でご一緒に向き合わせていただいた、経営者やマネージャーの方の実例をまとめてみました。

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◆Aさんのケース
とにかく多忙、仕事は全部自分でやる。効率性を重視してマイクロマネジメント。

・ 願い:この会社に入ってよかったと思ってほしい。成果を出し続けることでメンバーを守りたい。
・ 行動:中長期でのゴールを想定して、コーチング的な関り方を取り入れてみた。
⇒ 結果:良い体験をしてもらうためにという視点を持つことで、権限移譲が加速し、自主的に動けるメンバーが育ってきた。

◆Bさんのケース
立場として成果を出し続けなければならない。自分の感情や感覚を置き去りにするため、メンバーにもそれを求める。合わないメンバーの離脱が続いていた。

・願い:メンバーにハイパフォーマンスをしてほしかった。心から信じて任せられる人になりたい。
・ 行動:その人の感情や価値観について対話する、ご自身の情報を開示してみた。
⇒ 結果:メンバーから相談される頻度が上がり、気持ちの変化や小変に気づけるようになり、離職率減。

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それぞれの想いや「願い」が叶うことが、行動を加速し、その先には個性を発揮してよりよいチームづくりにつながっていくことを、自分の体験とクライアント様に伴走させていただいた経験を踏まえて、声を大にしてお伝えさせていただきたいです。

少しでもいいなと思ったり話を聞いてみたいなと思った方は、ぜひこちらの無料相談にてお越しください!
また、コーチングを学んだ経営者の声や事例を、もっと聞いてみたいという方は、ちょうど明後日ウェビナーがありますので、ぜひいらしてください!
お待ちしております^^

最後に

2022年はどんな「願い」をもち、行動した1年でしたか?
「願い」を捉えられれば、ご自身の進みたい方向への行動が加速していきます。

自分で「願い」を叶えることも、それを人に伝えることもできる。
いつだって好きな自分に変わっていける。
そんな「人の可能性」を信じ続けたい。
そしてそれは、必ず広がって、「生かし育て合う社会」に必ず繋がると思っています。
このnoteを読んでくださっているあなたにとっても、少しでも良いエッセンスになるということを心から願っています。

複雑化した世の中で、一番近くにいるはずの自分の事が、一番よくわからないけど、そこには大切な宝物がたくさん埋まっています。
この記事を読んでくださったあなたが、あなたらしくご活躍される日々となりますように。

完全に余談:「僕のヒーローアカデミア」ご存じですか?

私は今「僕のヒーローアカデミア」というアニメが大好きです!完全にドはまりしています。

それぞれ「個性」を持っている少年少女たちが、社会を守るヒーローになるために、成長していく物語です。
「個性」は本当に様々で、爆破・透明化・創造・帯電・硬化・蛙などそれぞれです。
1人1人のキャラクターが「ヒーローになりたい!」という願いを持ったうえで、自分を理解しつくして「個性」を生かすことで、前進していきます。
その様子がたまらないですよねぇ!!!!!!
「願い」を捉えたうえで、自分を生かすこと。
それが「願い」を叶えるもう一つのヒントだと感じています。

本編では、ヒーローとヴィラン(敵)との対立構造が描かれていますが、ヒーローにはヒーローの、ヴィランにはヴィランの強い「願い」があるのです…。
「願い」は、どれも切なるもので、どちらも間違っていない。

アニメ上は武力で戦うことになりますが、
現実では、お互いの願いを尊重し合える世界になったらいいなと切に願います。

まだ見たことない人は、年末年始にぜひご覧ください!👀
(ただのヒロアカファンより)

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