頭スッキリ。毎朝のセルフコーチングのススメ。
セルフコーチングは自分との対話です。
会話でなくて,対話です。
会話と対話は何が違うかというと
辞書引いてみてもあんまわかんないですね。
でも複数名って書いてあるから,ひとりでは対話しないんですね…。
辞書はさておき(さておていいのか)
とにかく会話と対話は違います。違いますとも。
対話は言わば思考の交流,考えを相互に理解しあうための必須工程です。そもそも議論とか会議とかってそういうもので「相手の論破する」ためのものではないのです!
その昔,哲学の分野では師匠とお弟子さんの論争というか,意見交流を「問答」を通じて行うという文化がありました。意見の交換をしつつ,自分や相手の考えを俯瞰して眺めるのです。
ホームズとワトソンみたいなもんでしょうか。
ワトソンさんの思いつきや,気が付いたことを短絡的(失礼)にコトバにすることで,ホームズはそれについて思考して矛盾や問題を見つけたり,派生した次のアイディアを吟味したり,あるいは選択肢をひとつずつチェックするような作業でもあったかもしれません。
「対話」というのは,言わばそういう「思考を洗練させるための手法」,形式としてのコトバのやり取りと言えます。
したがって辞書に「複数名で行う」と書いてあったとしても,ひとりじゃん対話じゃないじゃん,と思ったとしてもセルフコーチングは「自分との対話」なのです(断言)!。
何を「問う」のか。
そしてセルフコーチングの自己対話で重要なのは「問い」です。
自分自身に対して何を問いかけるのかが重要なんですね。
問いかける内容は様々です。
コーチングではコーチがそのひとにあった問いかけをしてくれるわけですが,ひとによって響きやすい感覚も違いますし,グサリと刺さるキーフレーズも異なります。
キーワードの種類も重要度合いも,みなさん一人一人の価値観に直結していることが多いので,一概にこの質問がいんじゃね?全員にオールマイティに有効なんじゃね?ということにはなりません。
たとえばドキドキワクワクが響く人には
「今日,ドキドキワクワクの起爆スイッチを押せるなら,僕はどんなスイッチを押す?」
穏やかや安定が響く人には
「今日,一日を穏やかに過ごすためには,一番何に気をつけたらいい?」
という感じで「問い」の中身は価値観に近い方がモチベーションに繋がると思います。
なのでセルフコーチングでは,響きやすい「問い」を立てることから始まって,それを日々アップデートしていく作業が重要なのです。
たとえばちょっとだけやってみましょうか。
できるだけ一般論的な問いを考えてみます(と言ってもやっぱり僕がつくると僕の価値観に引っかかるようなコトバが並んでしまいますね。なるべく一般的なカンジにしてみたいとこですが,全然響かなかったらごめんなさい。)
さぁそれでは実践してみましょう。
お試し一週間。
毎朝の一問一答!
なんとセルフコーチングオススメキャンペーン中(?)ということで,今回は無料で一週間分の「問い」を進呈します!!
とりあえずいくつか思い付くままに書きます。一日ひとつだけ,朝,家を出る前に自分に聞いてみて下さい。頭の中で聞いてもいいし,鏡に向かって声に出して聞いてもOKです。
できれば,第3者視点で頭の中にいるあなたに向かって訊ねるのがいいかもしれません。毎朝ひとつ,7つの質問(一週間分)があるので,一週間試してみて何か感じることがあれば是非とも報告してください。
…それで,一気に全部やると疲れるのでやめてください。
絶対に無理しないでください。
「問い」によっては自分を撃ち抜いて辛くなってしまうようなことがあるかもしれません。自分との対話ってホントにたいへんなんですよ。
頭に浮かんだコタエ。
力強く浮かんだかもしれません。
少し自信なく浮かんできたかもしれません。
そのコタエを実践するのは今日です。
何をすべきかはあなた自身がいちばんよく知っています。そう,だからこそ浮かび上がったコタエです。
ずっと心の奥底であなたの行動を待っていたそのコタエたちに応えてやろうじゃありませんか。
難しいこと,やりにくいこと,何か引っかかること,無理な理由,やりたくない理由,怖い,不安,いっぱん出てくるでしょうね。
そして最後の一押しです。
その壁はあと一回だけ叩いたら壊れる壁かもしれません。
ドアの前で悩み続けても,今が変わることはないでしょう。心配するようなことは何にもないかもしれません。何かあったらそのとき考えましょう。
扉は開けてから悩め。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。