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月刊DAY9月号の特集『デイでよくあるお悩み110番』に掲載です!

月刊DAY9月号の特集『デイでよくあるお悩み110番』にデイサービス・デイケアサービスでよくあるお悩みについて、対応策と予防策をご紹介しています。

事例1:ご利用者の息子さんが職員の手を触るなどセクハラ

ご利用者Aさんの息子さんが、送迎の際に「きれいな手だね」などと言いながら職員の手を触ったり、「うちに上がってお茶でも飲んでいかない?」などと誘ってきます。「ほかの方の送迎がありますから…」とお断りしていましたが、その後も「今度、ドライブに行かない?」などのセクハラ※が続くので困っています。職場にはまだ何も相談していません。


《事業所の疑問?》
・どのような状況になれば利用を断れるのか、またその手順は?
・悪口を言われないように断る方法
・同じ行為でも職員によってセクハラと感じる、感じないに差がある場合は?
・セクハラを上手に回避する職員から「あなたの対応が未熟だから」と言われたら?
・肌の露出の多い服を着てきて、注意してもやめない職員がセクハラに合った場合は?


事例2:信頼関係は築けていると思うがご自宅に入ることは拒否

ご利用者Dさんのご家族は、普段は職員との関係も良好で、信頼関係も築けていると思うのですが、ご自宅に入ることについてはさまざまな理由をつけて頑なに断られます。ご本人から「できることは自分でしたい」と聞いているので、自立支援を進めるために個別機能訓練加算や入浴介助加算(Ⅱ)を算定しようと思い、丁寧に説明するのですが、ご家族がご自宅での活動の評価や浴室の評価をさせてくれません。


《事業所の疑問?》
・「自宅生活継続のため」「本人のため」などいろいろ丁寧に説明してもダメな場合はどうしたらよいのか?
・居宅訪問を拒否するのは、虐待の「介護放棄」にはあたらないのか?


事例3:「相手の利用を断らなければ自分がやめる」と言い出す事態に

ご利用者のEさんとFさんはとても仲が悪く、ときどき言い合いのケンカになります。職員がそばに付いたり、離れた席に座る、カーテンで仕切るなどしているのですが、トイレやお風呂などの移動中にEさんがFさんを見かけると、「さっさと帰れ!」などと聞こえよがしに言うため、Fさんも腹を立て、「なんだと!お前が帰れ!」とケンカになってしまいます。とうとうFさんが「Eの利用を断ってくれ。あいつが来るなら、俺はもう利用しない」と言い出し、困っています。


《事業所の疑問?》
・トラブルになったときに注意することは?
・トラブルの原因となっている人がやめずに、トラブルを被っている人が「やめる」と言い出した場合は?
・不意のけがなど、けがをした場合、誰に責任があるのか?
・どのくらいのレベルになったら「ほかのデイに移ってくれ」と言えるのか?また、うまく伝える方法は?

事例4:守秘義務について説明しても口外してしまいご家族からクレーム

地域のボランティアのGさんは、クラフト制作の講師などを引き受けてくれたり、催し物の準備などもいろいろ手伝ってくれ、ご利用者の評価も悪くありません。しかし、個人情報の守秘義務などを伝えても、そのときは「そうですよね。それって大切ですよね」と理解した様子でしたが、家族や知人に「近所の○○さんが通ってたのよ。認知症なんだって」など、ご利用者のことやデイのことを話したようで、ご家族から「近所の人に父がデイに通っていることを知られた!」とクレームが入ってしまいました。

《事業所の疑問?》

・トラブル、被害が起きたときのボランティアの人の責任の範囲は?
・「地域のボランティアがいるから利用をやめる」「地域のボランティアは入れないでください」と言ってきた家族に、ボランティアを導入する効果(地域の人に要介護の家族がいることを知ってもらうメリット)を説明しても納得してくれない場合はどうすればよいのか?


介護現場あるある問題に直面した際の事業所や職員の『疑問?』に対して、適切な対応策予防策をご紹介しています。

手にとっていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。

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